東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 神奈川 > 記事一覧 > 10月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【神奈川】

悪天に耐え漂う香り 生田緑地ばら苑で秋の一般公開

バラの香りを楽しむ来苑者たち=多摩区で

写真

 川崎市多摩区の生田緑地ばら苑(えん)で11日、秋の一般公開が始まった。台風24号が9月30日から10月1日にかけて日本列島を縦断し、苑も強風に見舞われたが、担当者は「負けずに生き抜いた花芽も多くあり、20日を過ぎれば見ごろが来ます」と話す。公開は11月4日まで。 (安田栄治)

 苑は、開花の時期に合わせて春と秋に公開される。

 苑によると、秋は苑内を囲むつるバラが咲かないが、それでも計約六百二十五種・約二千九百株が花開くという。

 苑を管理する市公園緑地協会の山本俊孝さんは「夏の猛暑により花の色合いに多少の影響がある」と話す。台風の強風で花芽が飛ばされ、塩害も一部に発生した。

 「今年はトリプルパンチを浴びた感じ。見栄えは良くないが、順番に咲いていくはず」と期待する。

 バラは香りが魅力の一つ。苑では、八種類に分けた香りをマークで示したネームプレートを設置した。最も多い紅茶のような香りは「ティー」と表示され、「上品で優雅な印象」(苑の説明)を楽しめる。

 山本さんは「花の匂いと色合いは、春より秋がいい。気温が下がると色の深みが増し、香りが高まる。秋は花の量ではなく、目と鼻で楽しんでほしい」と呼び掛ける。

 東京都杉並区から訪れた主婦作田陽子さん(62)は「台風の影響がどんなものかと見に来たら、やっぱりひどい。でも匂いは楽しみ。二週間後にまた来ます」と話し、一つ一つの花の様子を確かめた。

 苑内では開苑六十周年を記念して、ばら苑の歴史を振り返るパネル展示やボランティアによるガイドツアーも行われている。

 公開は午前十時(土日祝日は午前九時)〜午後四時(入場は三時半まで)。公開期間中の休日はない。入場無料。

 問い合わせは同苑=電044(978)5270=へ。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報