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【神奈川】

つかんだ世界の頂点 スポーツクライミング複合 平塚の土肥選手、東京へ闘志

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 八〜十日にアルゼンチンで開かれたユース五輪のスポーツクライミング複合で金メダルに輝いた、平塚市に住む県立平塚中等教育学校六年の土肥(どひ)圭太選手(18)=写真=が二十九日、市役所を訪れ、落合克宏市長に大会結果を報告した。同競技が初めて実施される二〇二〇年東京五輪に向けて、「重要と思われる大会でちゃんと勝ち切れてすごくうれしい」と喜びを語った。

 土肥選手は小学校一年の時に横浜市のイベントでクライミングを体験。「登り切れなかったけど、楽しかった。他の子よりうまく登れた気がして」。藤沢市のジムなどに通い、小四〜五年ごろからローカル大会に出るようになり、国内外の大会で活躍。シニアも一緒に戦うワールドカップを転戦するまでに成長し、日本山岳・スポーツクライミング協会の五輪強化選手(男女六人ずつ)にも選ばれている。

 スポーツクライミング複合は、同じ高さを二人で同時に登って速さを競う「スピード」、制限時間内にいくつのコースを登ったかを競う「ボルダリング」、制限時間内に到達できた高さを競う「リード」の三種目の合計で順位を決める。土肥選手はユース五輪で、得意のボルダリングは一位、他の二種目は二、三位となって頂点に立った。

 「僕はどれだけ楽に登れるかを考えて登るタイプ。他の選手が八割の力でいくところを六割でいける」とルートを見きわめる力が強みと自任。一方、パワー不足を弱点と認めた上で「伸びしろがある」と前向きに捉えている。東京五輪をにらみ、「トレーニングして、代表争いができる実力をつけたい」と優しい顔の向こうに闘志をのぞかせた。 (吉岡潤)

 

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