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【神奈川】

前川国男の建築、再び一望 県、紅葉坂の景観改善へ

紅葉坂の景観改善のイメージ図(県提供)

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 県は、近代建築の巨匠ル・コルビュジエに師事した前川国男(1905〜86年)設計の建物群を観光資源として生かそうと、「紅葉(もみじ)坂」(横浜市西区紅葉ケ丘)の景観改善に乗り出す。来年夏までに工事を完了させ、9月から市内などで開かれるラグビーワールドカップ(W杯)で訪れる外国人観光客に紅葉坂の魅力をアピールする。

 紅葉坂の頂上付近には、図書館(1954年完成)、音楽堂(同)、青少年センター(62年完成)の三つの県立施設があり、いずれも前川が設計した。完成間もないころは「坂を上ると三つの建物群が一望でき、壮観だった」(県青少年課)が、近年は敷地内の樹木が成長し、見通しが悪くなっていた。案内看板は目立たない場所にあり、「何の建物か分からず、立ち寄りづらい」との声もあったという。

 工事は、樹木を植え替えるなどし、街灯は昭和の復古的なデザインのものに置き換え、建設当初の雰囲気を再現。同センター前駐車場を広場として再整備し、親子連れらが集う空間にする。紅葉坂の入り口には大きな案内看板を設置する。

 総工費は2億900万円を見込む。担当者は「歴史ある県有建築物の魅力を引き出していく」と話している。

  (志村彰太)

 

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