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【神奈川】

アートで患者元気に 市大病院ロビーで映像投影 現代美術作家のアニメ

天井や壁に映し出された映像を見る武部教授(左)と曽谷さん=金沢区で

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 入院中の患者や家族らに「非日常」の体験を通して元気になってもらおうと、横浜市立大付属病院(金沢区)は外来診療が終わった夕方から夜間にかけ、二階ロビーの天井と壁にアニメーション映像を投影する試みを始めた。映像は、米ニューヨークなどで活動する現代美術アーティスト曽谷朝絵さんが制作した。 (加藤益丈)

 一昨年から小児科の外来待合の壁に日中に映していた曽谷さんの映像を、より大きな形で、多くの入院患者らに見てもらうことにした。

 映像のタイトルは「宙(そら)」。ピンクや黄緑、紫、白などさまざまな色の植物のような模様が、ゆっくり揺れ動き続ける。三階まで吹き抜けになった高さ十二メートルのロビーの天井と壁に約四十メートル四方の映像が映し出されると、通り掛かった人は「きれい」と驚きの声を上げていた。

 企画した同大コミュニケーション・デザイン・センター長の武部貴則教授は「木のようにも細胞のようにも見え、生命の躍動を感じられる。病院で長く過ごしている人、苦しんでいる人に前向きな気持ちになってもらえればうれしい」と語った。

 曽谷さんは「ものを作る時のワクワクした気持ちや、心の中のエネルギーを可視化した作品。見た人が、自分の中にあるエネルギーに気付いてほしい」と話した。

 投影は十二月三日まで。その後も他の作品を映す考えという。

 

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