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【神奈川】

きょうは海の緊急通報「118番の日」 PRも「誤報」99%

鎮火した遊漁船(左)をけん引する巡視艇=2018年10月15日、横浜市鶴見区で(第三管区海上保安本部提供)

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 1月18日は海上保安庁が定める「118番の日」。海保は毎年この日に合わせ、リーフレットを配るなどして海の緊急通報番号をPRしているが、間違いやいたずらの「誤報」が全体の約99%を占める。第三管区海上保安本部(三管、横浜市中区)は「一本の通報で命が助かる場合もある。適正に使用してほしい」と呼び掛ける。 (鈴木弘人)

 「火災船がいて、乗船者が海に飛び込んでいる」。昨年十月十五日、一一八番を受ける三管の運用司令センターに通報が入り、管轄の横浜海上保安部に連絡。川崎海上保安署の協力も得て、同市鶴見区の大黒ふ頭近くの海上に巡視艇四隻、監視取締艇二隻などが出動した。激しく燃えていた遊漁船の火は約一時間二十分後に消し止められ、海に飛び込んだ乗船者六人は別の船に助けられた。通報が迅速な消火につながった。

 同十一月十日には、静岡県伊東市の城ケ崎海岸の岩場で釣りをしていた男性から「漂流者を見つけた。ロープを投げたが届かない」と通報があった。

 下田海上保安部に連絡し、監視取締艇一隻が出動して救出した。センターの担当者は「近くの保安署などの番号を調べるのは時間がかかる。一一八番だからすぐ通報でき、現場に早く到着できた。もう少し遅れていたらそのまま流されていたかもしれない」と語る。

 一一八番は海上の緊急事態に迅速に対応しようと、二〇〇〇年五月に導入された。ただ、誤報が多く、昨年一年間に全国で四十三万四千七百九十九件あった通報のうち、有効なものは1%余の五千二十八件。海保は一一年から毎年一月十八日を「一一八番の日」とし、浸透を図っている。

 三管の担当者は「災害だけでなく密漁や不審な船の情報も寄せてほしい。海の事件、事故は一一八番と覚えてもらえれば」と話した。

 

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