東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 暮らし > 暮らし一覧 > 11月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【暮らし】

<クール&ダンディーおやじ塾>ジョギング入門(上) 仕事にも良い影響

 スポーツの秋。爽やかな陽気に誘われ、ジョギングを始めた人も多いだろう。でも、遠い昔に学校を卒業して以来、運動なんてほとんどしていないという中高年が長く続けるのは難しい。すぐにバテて三日でモチベーションが保てなくなったというくらいならまだしも、初日にけがをしてしまったという話も聞く。無理なく続けるには、どうしたらよいだろうか。 (添田隆典)

 まずは先輩ランナーの声に耳を傾けよう。真夏も真冬も続けられるのはなぜか。市民ランナーでにぎわう名古屋市北区の名城公園で聞いてみた。

 「やはり、女性からの視線です」。そう話すのは、岐阜市の会社員和田健治さん(36)。一年半前に転職したいまの職場は女性が大半。丸いおなかに視線が集まっている気がして、六六キロの体重を絞ろうと、仕事終わりに職場近くの公園で走るようになった。

 ランニングスクールでメニューを組んでもらい、毎日、約三十分かけて五キロほどを走ると、わずか二カ月で十二キロの減量に成功。さらに「夜更かしせずぐっすり眠れるから、仕事中に眠気に襲われることもなくなった」と他の効果も実感。自信がでてきて、何事にも積極的に取り組めるようにもなったという。

 さて、肝心な女性からの反応はどうだったのだろうか。和田さんにぶつけてみると「『かっこよくなった』と言ってもらえることもあって、仕事にも張りがでました」と笑う。

 十年も続けているという名古屋市中区の会社員、唐沢秀夫さん(52)は仲間の存在を挙げる。同じマンションの住民に誘われて始めたが、交友関係が広がるのが楽しくて軌道に乗れたという。さらに「走ってるときは頭がすっきりして、仕事のアイデアもひらめきやすい」と勧めてくれた。

 これだけ成果があるならやる気にもなるというもの。でも、なまった体でいきなり走って大丈夫だろうか。同市東区のトレーニングジム「マタドール」のトレーナー津川侑士さん(21)は「日ごろデスクワークをしている人はくれぐれも注意を」。それはなぜか?

 長時間パソコンに向かっていると、猫背になって肩甲骨周りの筋肉が硬くなる。ずっと椅子に座るから、おしりからももの裏側にかけてもかなり凝るそうだ。

 津川さんによると、この状態で走ると、腕を振っても肩がうまく動かず、肩凝りの原因になる。凝ったおしりでは着地の衝撃を吸収できず、腰の負担も相当なもの。誤ったフォームは膝への負担も大きい。

 そこで大事なのが肩、おしりからもも裏、膝の三カ所のストレッチ=写真。走る前後の三十秒ずつだけでも効果があるという。

 「空き時間を見つけて普段からするのが理想的。走る時だけ姿勢を正そうとしても無理がある。大事なのは日ごろの心掛けです」と津川さんは言う。なるほど、日頃から姿勢に気を付けるところから、準備は始まっているということか。

 さあ、準備の仕方は分かった。明日はいよいよ実践編だ。

◆走る前後にストレッチ 

写真

◇肩甲骨周り

 タオルの両端を両手で持ったまま、頭の上から背中に向かって下げていき、肩の上あたりで胸筋が伸びたと感じるところで30秒静止する。

写真

◇おしりからもも裏

 片膝を立てて、そこにもう一方の足を載せる。胸を張って腰はまっすぐにして30秒静止。膝を立てた足を体に寄せるほど、ストレッチ効果が高くなる。

写真

◇膝からもも

 股を閉じて片方の膝を折り畳んだ状態で、太ももがキツイと感じるところまで上体を後ろに倒し、30秒静止する。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報