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【暮らし】

玄関美しく清らかな新年 「やった感」わく年末掃除

玄関の砂やほこりを掃除機で吸い取る水野久美子さん=岐阜県多治見市で

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 今年も残すところあとわずか。家の大掃除に手が回らず、あきらめかけている家庭もあるのでは。でも、やり方次第では、ちょっとの手間でも「やった感」がわき、気持ち良く新年を迎えられる。さて、そのこつとは−。 (河郷丈史)

 「掃除が簡単な割に、ふだんはあまりやらないところが狙い目です」。日本清掃収納協会(名古屋市)の清掃マイスター一級認定講師でセミナーなどで掃除の仕方を指導している水野久美子さん(50)=岐阜県多治見市=が勧めるのは、ずばり玄関だ。

 家の顔とも言える場所だが、靴を脱ぎ散らかしたり、ダイレクトメールを無造作に積んだりと、案外散らかりがちなもの。きれいになれば家族はもちろん、正月に訪問してきたお客さんも気持ちいい。汚れを落として新年の「年神さま」を迎えるのが大掃除。「玄関を清めれば、年神さまを気持ち良く迎えられます」と水野さんは話す。

 靴は下駄箱に、立てかけられた傘は傘立てにそれぞれしまい、不要なダイレクトメールは処分する。そして、砂やほこりを掃除機で吸い取り、最後に濡れタオルで拭き上げれば完璧だ。「一年を終えるという『リセット感』が得られます」。元日の朝、清潔な玄関を通って年賀状を取りに行けば、すがすがしい気持ちで新年のスタートを切れそうだ。

 その他、「やった感」を得やすいのは、例えばキッチンの蛇口。「掃除すればピカピカになるところなので、徹底的にピカピカにすると満足感があります」。水あかで白っぽくなっていても、洗い物のついでにスポンジでこすれば、すぐに輝きを取り戻す。ただ、水で流してそのまま放置すると、乾いた後に水滴に含まれるカルキで白く汚れてしまう。クロスなどで磨くのがポイントだ。

 蛇口がピカッと光れば、達成感もひとしお。もっと簡単なところで言えば、冷蔵庫。表面についた手あかも、さっと一拭きできれいになる。ほこりがたまっているところは別として、光沢感がある素材のものから手を付けるというのが、「簡単大掃除」のこつのようだ。

 部屋の窓ガラスがきれいになると、外の景色がくっきりと見えて気持ちがいい。ホームセンターなどで手に入るワイパーの「スクイジー」という道具を使えば、簡単に掃除できるし、仕上がりもきれい。全ての窓を掃除するのは骨が折れるが、過ごすことが多いリビングなど、よく目に付くところからやるのも手だ。

 それでも、なかなか取り掛かれないという人もいるだろう。水野さんは「後でやればいいと思う程度の汚れでも、知らない間に小さなストレスはたまっている。掃除をして『気持ちがいい』と感じることで、初めてそのストレスに気付く」と指摘する。

 大切なのは、最初の一歩を踏み出し、少しでも「きれいになった」という喜びを感じること。その体験が、掃除する習慣を身に付ける第一歩となるわけだ。「『やった感』を助走にして、階段を上っていけばいいんです」。水野さんはエールを送る。

 

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