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【暮らし】

子連れ帰省 脱イライラのヒント

 年末年始は子連れで帰省したり、旅行に出掛けたりする家族も多い。乳幼児を抱えての移動は、荷物も多くなりがちで、交通機関や観光地が混雑していると大変。安心して快適に過ごすこつを、経験者や専門家に聞いた。 (花井康子)

 名古屋市天白区の自営業下起(したおこし)麻美さん(33)は、長女(4つ)と長男(1つ)を連れ、大阪府吹田市の実家に毎年、正月と盆休みに帰省している。実家までは地下鉄や新幹線を乗り継いで通常なら二時間弱だが、子連れだと三十〜四十分ほど余分にかかることも。

 夫が同行できないときは、一人で子ども二人を連れ歩く。バッグを肩から掛け、子どもと手をつなぐ。「二人とも新幹線で寝てしまうと、降りるときに抱っことおんぶをしないといけなくなって大変」と話す。

 ぐずったときには、絵本を読ませたり、しりとりなど簡単なゲームをしたり。おむつやパジャマは実家で用意してもらうが、それでも荷物は多い。暑くなって服を脱ぐと荷物が増えるので、子どもも自分も薄着にしたり小さく畳める上着を着たりと工夫する。「混雑した電車内では特に周囲に気を使う。乳幼児連れで気兼ねなく乗れる特別車両があるといい」と話した。

 米国ジョージア州アトランタ在住の籏禮(はたれい)瞳さん(40)は、三歳半になる男女の双子の母。帰省のフライトは片道十時間以上だが、子どもたちにはテレビや映画を見せてしのぐ。耳が痛くなるなど不快な時はイヤホンをつけないため、映像だけでも楽しめる動物や魚の生態を伝えるようなDVDとプレーヤーを持っていく。普段はあまりテレビを見せないようにしているというが「機内は仕方ない」と割り切る。

 磁気で線を引く、お絵描き用のボードも子どもたちには必須だ。同じ画面で描いたり消したりできるので繰り返し遊べる。

 日本旅行名古屋栄支店のスタッフで、一歳と二人の二歳の孫がいる佐々木真理さん(57)は「乳幼児連れの場合は、トイレやぐずるなど思いがけないアクシデントがある。乗り換え時間は普通の倍くらい見て、スケジュールにゆとりを」と呼び掛ける。「旅行なら、沖縄など暖かいところだと荷物が増えない。移動しなくて済む船のクルーズもおすすめ」と話す。

 持ち物は、例えばおむつ替えシートの代わりにタオルを使うなど、代用品を利用すれば少なくできる。「子どもの着替えは一日分ずつセットにして袋に入れておくと、汚して着替えが必要になったときも荷物を全部開かなくても済む。常備薬や衛生用品はファスナー付きのポリ袋にまとめて小分けして」と佐々木さん。「紙おむつはメーカーが違うとかぶれることがあるので、持って行った方が無難」とアドバイスする。

 子ども用トイレやキッズスペース、エレベーターなどは、道中どこにあるのか、下調べしておくと安心。ベビーカーの貸し出しや子ども向けのバイキング料理など、サービスが充実していて立ち寄るのに安心な施設もある。佐々木さんは「事前にしっかり準備しておくと子連れの旅も安心して楽しめる」と話している。

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