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【暮らし】

デキる人は昼寝する 仮眠グッズで効率アップを

穴の開いた枕「ホールピロー」で昼寝する記者。穴に腕を入れるなど、いろんな使い方ができる

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 日中に眠くなり、仕事がはかどらない…。そんなとき、昼休みなどに短時間の仮眠を取り、頭をスッキリさせるのも上手な働き方の一つ。オフィスの机や椅子でも快適に眠れる枕など、仮眠グッズもうまく使って効率よく働こう。 (河郷丈史)

 東急ハンズ名古屋店(名古屋市中村区)の寝具担当、武藤毅博(たかひろ)さん(54)にお薦めを聞いた。その一つが、真ん中に穴を開けた枕の「ホールピロー」。穴に腕を通して頭を乗せた体勢でもいいし、突っ伏して顔をうずめても息苦しくない。製造販売するMOGU(兵庫県三木市)によると、直径一ミリ以下の発泡スチロールの粒子が詰まっており、やわらかく体になじむ。

 キタムラジャパン(愛知県北名古屋市)や中京大が共同開発した携帯枕「ジムナストミニ」は幅三十二センチ、縦十四センチと小ぶりで持ち運びに便利。裏面に滑り止めの素材を使い、椅子の背もたれと首の辺りにはさむと、首が疲れずに眠れる。キーボードを扱う際に手首を休めるのに使ってもいい。寝具ブランド・テンピュールの「スリープマスク」は、宇宙飛行士を重力から守るための米航空宇宙局(NASA)の発明から生まれた素材を使用。「圧迫感がなく、光をしっかりと遮断してくれます」

 武藤さんのお薦めとは別に、ユニークなのが小島通商(名古屋市名東区)の昼寝枕「仕事中毒」。見た目はA4判の辞書だが、開くとクッションが現れ、昼寝枕に“変身”する。使わないときは、資料や本と一緒に立てかけておけば、昼寝枕には見えない。社長の小嶋和尚さん(52)は「仕事熱心な人にこそ、昼寝をしてシャキッとしてほしい」と話す。

辞書のように見える昼寝枕「仕事中毒」

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◆正午〜午後3時に15〜20分

 昼寝をしていると「怠けている」と見られる心配もあるかもしれないが、厚生労働省は二〇一四年発表の睡眠指針で「短い昼寝をすることが眠気による作業能率の改善に効果的」と推奨。住宅・不動産専門サイトを運営する「オウチーノ」(東京都港区)が一五年に首都圏の二十〜三十代を対象にしたアンケートによると、勤務中に昼休みなどを使って昼寝をすると回答した人が約六割に上った。

 一口に仮眠といっても、取り方によっては逆効果になることもある。睡眠専門医で雨晴クリニック(富山県高岡市)副院長の坪田聡さん(55)によると、眠り過ぎると寝起きが悪くなるので、机に伏せたり、椅子にもたれたりして十五〜二十分の仮眠を取るといい。夜の睡眠に影響が出ないよう、正午〜午後三時の時間帯に眠ること。仮眠前にカフェインを摂取すると、すっきりと目覚められる。

 坪田さんは「午後の眠気を抑えられるので、作業効率が上がってミスも減る。昼寝を取り入れた方が企業にとってもお得」と話す。

 

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