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【暮らし】

「甘・辛・酸」で楽にお弁当 3味そろえ好バランス

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 日々のお弁当作りで難しいのが、おかずの組み合わせ。甘辛など同じような味になりがちだ。そこで「お弁当コンサルタント」の野上優佳子さん(46)は「甘・辛・酸」の三つの味を取り入れることを勧める。中学校時代から現在の家族の分まで、三十年以上お弁当を作り続けてきた野上さんに、手作りのハードルを下げるヒントを聞いた。 (竹上順子)

 「甘」は甘み、「辛」は塩、しょうゆ、みそなどのしょっぱさ、「酸」は酸っぱさ。この三つがそろうと味のバランスが良く、メニューを決めやすくなる。

 肉や魚の「メインおかず」の味を決め、野菜などの「サブおかず」の味を選んでいくと楽だ。野上さんが「辛=豚肉のみそしょうが焼き、菜花の塩こしょう炒め」「甘=卵焼き、サツマイモの甘露煮」「酸=赤大根の甘酢漬け」の五品を作ってくれた。

 甘みは砂糖やみりん、蜂蜜のほか、サツマイモやカボチャなども使える。酸味は酢、レモン汁、マヨネーズ、マスタードなどがある。ゆでた菜花にポン酢を加え、おかかやすりごまであえれば、同じ酸味でも風味を変えられる。

 野上さんは弁当作りの三つのルールを決めている。「三つの味のおかずを入れる」ほか、「おかずの色は白・黒(茶)・赤・緑・黄の五色を意識」「作り置きおかずも活用」だ。

 今回も甘酢漬けは作り置き。サツマイモの甘露煮も冷蔵庫で三、四日ほどもつという。五色がそろえば見た目も良く、食材の多様さにもつながる。

 五色は大変に思えるが、野上さんは「ご飯にごまを振り、卵焼きを入れれば三色。一色くらい欠けてもいいし、カボチャなど皮と実の色が違う野菜は二色と考えてもいい」と助言する。

 日々のお弁当作りを楽にするには「あるもので作る、調理の手間を減らすことが大事」とも。例えば、しょうゆを切らしたらみそを使ったり、菜花やアスパラガスなどあくの少ない野菜は、ゆでずにそのまま焼いたり。一つのフライパンで「卵→野菜→肉」の順に焼けば、洗う手間を省ける。

 忙しい日や材料の少ない日は丼か、焼きそばなどの一品ものと決めてもいい。野上さんもスープジャーに入れた豚汁と、おにぎりだけの日もあるという。

 何より大切なのが「食べる人が『食べたい』と思うものを入れること」と野上さん。無理をして目新しい料理を作る必要はない。昼が楽しみになるお弁当を目指そう。

 新刊「野上さんちの超ラクチン弁当」(学研プラス)では、三つの味や色別に約百五十種類のレシピを紹介している。B5変型判、千四百四円。

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