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【暮らし】

<クール&ダンディーおやじ塾>スーツでスニーカー通勤 足元スッキリが鉄則

スーツに合うスニーカーを選び、カラフルな靴下を合わせることでおしゃれ感を出す

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 働く世代にもっと体を動かす習慣をつけてもらおうと、スポーツ庁が「スニーカー通勤」を推奨している。日に日に暖かくなるのに合わせて徒歩通勤を始めてみようかと思いながらも、スーツにスニーカーでいいの?と迷っている人もいそうだ。はてさて、どんなスニーカーを、どう履いたらいいのだろうか。 (添田隆典)

 スニーカー選びに入る前に、スーツとスニーカーという組み合わせはありなのか。どうしても気になるこの点について、成人男性向けにファッションをアドバイスしているスタイリストの大山旬さん(36)に聞いてみた。すると「なしですね」。大山さんは即答した。

 スーツはフォーマルで、一方のスニーカーはカジュアルの代表格。大山さんは「対極同士の組み合わせ」と言う。となると、スポーツ庁が旗を振っても広がっていくのは至難の業か。そう思った瞬間、「でも案外、定着する可能性もありますよ」と大山さんは言う。

 それは、二〇〇五年に始まったクールビズがあるからだ。当初は「だらしない」「みすぼらしい」などと散々だったが、ノーネクタイ用のシャツが登場するなどで、今ではすっかりなじんだ。大山さんは「スニーカー通勤も、アイテムの充実次第では違和感がなくなっていくかもしれません」。スニーカー選びのポイントを知っておいて損はなさそうだ。

 というわけで、名古屋三越栄店(名古屋市中区)の紳士靴売り場を訪ねた。仕入れを担当する原田耕介さん(37)に、どんなものなら合うのか尋ねると、「まずはスラックスと靴下を変えましょう」。あれ? 靴売り場に来たはずなのに…。

 その心を原田さんに聞くと「スニーカーを履くときは、足元をすっきりさせるのが鉄則」という。「裾が細くなったスラックスを選び、靴の履き口が見えるぐらいに裾を上げるといいでしょう」と原田さん。「靴下も柄物や、無地でも厚手のものを選ぶと、白などでも違和感が薄れます」。靴だけに頼らずに、ズボンや靴下も軽やかな印象にするというわけか。

スーツにも合わせられるスニーカー=名古屋・栄の名古屋三越栄店で

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 さて、いよいよスニーカーを選んでみよう。真っ白なスニーカーも軽やかだが、スーツに合わせるのはかなりの上級テクニックが要りそうだ。原田さんは(1)素材はキャンバスではなく革(2)色は黒か茶色の単色(3)ソールは薄く(4)つま先はやや長め−を意識することを勧めてくれた。

 売り場には四つの条件に合いそうな靴が二十〜三十点。スニーカーを手に取って見るスーツ姿のサラリーマンも増えているという。

 スーツにスニーカーというイメージはできてきた。しかし、出社後もスニーカーのままでいいものだろうか。NPO法人日本サービスマナー協会(東京都中央区)の講師、森良子さんは「マナーとは、相手ありき」と、極意を教えてくれた。つまり、先方に理解があるならスニーカーで商談に行っても問題はない。ただ、靴は最初に目がいくというぐらい、第一印象を左右するアイテム。カジュアルな印象を与えるのも考えものというときもある。

 森さんは「必要に応じて革靴に履き替えるなど、場面に応じた配慮が社会人には求められます。まずはスニーカーは通勤時くらいにとどめるのがよいのではないでしょうか」。TPOをわきまえてこそ、フットワーク軽くスムーズに仕事もできるということのようだ。

 

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