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【暮らし】

狙い定め 春の大掃除 油、ほこり…今がチャンス

 春こそ、大掃除を−。年末に一年の汚れを落としたという人は多いだろうが、実は掃除により適しているのは春。気温も水も暖かくなり、湿気もそれほど高くないこの時期に、きれいにしておくとよい場所はたくさんある。講座などで掃除の仕方を教えている一般社団法人「日本清掃収納協会」(名古屋市中村区)の水野久美子さん(50)=岐阜県多治見市=に、ポイントを聞いた。 (河郷丈史)

たんすの裏側を拭く水野久美子さん。梅雨を前にほこりを取り除いておくと、カビが発生しにくくなる=岐阜県多治見市で

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*レンジフード

 「暖かい時期に掃除しやすいのが、油汚れです」と水野さんは言う。油は気温が低いと固まってしまうため、冬に落とすのは骨が折れる。だが、今の季節なら油がゆるんで落ちやすい。水も冷たくないので、さらに楽だ。

 例えば、掃除する機会が少なく、汚れたままになりやすいのがキッチンのレンジフード。ぎとぎとの油がびっしりとこびり付き、食器用の中性洗剤を使っても焼け石に水。こんな場合は、ドラッグストアなどで手に入る「酸素系漂白剤」の出番だ。ポリバケツなど大きな容器に熱めのお湯を入れて漂白剤を混ぜ、ファンやフィルターをつけておくと、油が浮いてくる。

 三十分ほどつけたら様子を見て、油が十分にゆるんでいたら、取り出してブラシやヘラで汚れを落とそう。つけおきが不十分だったら、お湯と漂白剤を新しくして再びつけよう。カバーなどの大きな部品は、油汚れに効くアルカリ性洗剤をつけてスポンジでこするといい。

レンジフードのファンやフィルターに付いた頑固な油汚れは、酸素系漂白剤を入れたお湯につけると落ちやすくなる

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*カビ対策

 春は梅雨を迎える時期でもある。そこで、心配なのはカビ。「ほこりを放っておくとカビが繁殖する原因になるので、今のうちに掃除しておくことが大切です」と水野さんは言う。例えば、たんすの裏側など、ほこりがたまりやすくて空気の循環も少ないところが重要。たんすを動かして、たまったほこりを掃除機で吸い取り、かたく絞ったぞうきんで拭いていこう。

 拭いた後、すぐにたんすを元の場所に戻すのではなく、しばらく扇風機で風を当てておくと湿気を飛ばせるし、空気も入れ替えられる。たんすの裏側に限らず、げた箱やクローゼットの中なども、冬物から春物へ入れ替えるついでに掃除するのも手だ。

窓を掃除するときは、スクイジーを使えば簡単で仕上がりも美しい

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*花粉、黄砂

 このほか、春に掃除するとよいのが窓。花粉や黄砂が飛ぶ今の季節は、窓がざらざらと汚れていることが多いし、冬と違って屋外での作業もつらくない。ぬれたぞうきんと乾いたぞうきんを交互にかけていくやり方もあるが、労力がかかる上にムラができやすい。ホームセンターなどで手に入るワイパー様の「スクイジー」という道具を使えば、早く簡単に掃除できる。

 スクイジーのかけ方にもこつがある。まずは、ゆるく絞ったぞうきんで窓全体を拭いて汚れを浮かせる。そして、スクイジーを上から下に向かってかけ、最後に水が垂れている下の方を横向きにかけるといい。スクイジーをかけるたび、ゴムの部分に付いた汚れや水分をきちんと拭き取るのが、きれいに仕上げるこつだ。

 掃除は面倒くさいと感じるかもしれない。しかし、水野さんは「やる前とやった後の違いが大きく、成果がしっかりと見えるのが掃除の良さ。心を清める効果もあるので、すっきりした気分で新生活をスタートできます」と呼び掛ける。

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