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【暮らし】

<はじめよう家庭菜園>(下)苗から育てる 丈夫なものを見定めて

自分で育てたミニトマトを収穫するのは格別なもの

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 種苗店やホームセンターなどに、野菜の苗が並ぶ時期になってきた。大型連休ごろが植え付けに適した野菜も多い。十二日の種まきに続いて、苗から育てるこつも学んでおこう。 (出口有紀)

 「『苗半作(なえはんさく)』という言葉があります。良い苗を選べば、それだけで収量の半分が保証されるという意味です」。タキイ種苗(京都市)広報出版部の桐野直樹さん(38)は、こう教えてくれた。苗選びは相当に重要なようだ。

 「葉が黄色っぽかったり、虫が付いていたりするものは問題外」と桐野さん。良い苗は全体ががっちりしていて、まっすぐ立ち、葉の色つやが良く、厚みがあるという。苗半作という言葉を頭に置き、店頭でじっくり見比べて選ぼう。

 プランターや鉢は、深さが三十センチ以上のものを使いたい。土は種まき同様に、野菜栽培専用の培養土を選ぶ。桐野さんは「土より上の高さと、根の長さは同じ。底が浅いと、根がぐるぐる巻きになって発育が悪くなります」と話す。

 種と同様、苗も深く植えすぎないよう注意したい。プランターにポットと同じ大きさの穴を掘り、取り出した苗を入れ、土を平らにする。土の表面が乾いたら、水をやる。

 初心者が育てやすいのはミニトマトやピーマン。ミニトマトは茎が柔らかいので、支柱を早めに取り付ける。当面は、割り箸でもいい。トマトは「脇芽」という主枝の脇から出てくる芽を取り除く作業が必要。放っておくと密生して、実付きが悪くなったりする。

 ミニトマトやピーマンは、五月に植えると七月ごろに実がなり始めるが、ベランダでは夏の暑さ対策が欠かせない。「反射熱を抑えるためには、木のすのこの上にプランターを置くといい。一枚敷くだけで違います」。自宅マンションで栽培していたという同部の荒木匡子さん(35)は話す。

 害虫が気になるところだが、桐野さんは「強い苗を選べばそれほど被害は受けないので、ネットは必要ないくらい」と話す。

 最近は、オレンジ色のミニトマトや苦くないピーマンなどの苗もある。荒木さんは「スーパーになかったり、高価だったりする野菜も、自分で育てれば手軽に味わえます」と、家庭菜園の楽しさを話してくれた。

 

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