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【暮らし】

「時差生活」で一日を有効に 周囲とリズムずらし 自分の時間

アイロンをかける荒井凡子さん。家族が起きるまでに済ませる習慣の一つだ=宇都宮市で

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 忙しい毎日を送る人ほど、時間は上手にやりくりしたいもの。早朝や深夜などの静かな環境を活用したり、混雑を避けて待ち時間を省いたり…。周囲とリズムをずらす「時差生活」で有効に一日を使っている人に聞いた。

 宇都宮市で雑貨店「ジュウハチバン」を経営する荒井凡子さん(42)は、午前三時には起床する。炊事や洗濯、アイロンがけ。子どもの学校の用意や開店準備、趣味のウオーキング…。家族が起きるまでの約四時間をフル活用する。「あまりに早起きなので周囲に驚かれますが、私には楽な方法です」。夜は九時までに寝ており、睡眠は六時間を確保している。

 超朝型になったきっかけは次男(5つ)の誕生。それまでは長男(10)を寝かし付けてから深夜に家事をこなしていたが、「毎日へとへとで家事も店も中途半端になり、もんもんとしていた」という。次男が生まれ、「どうにも回らなくなった。思い切って子どもと一緒に眠る生活に変えたら、心身が楽になりました。ただ、朝型が合わない人なら、超夜型にするのもありでしょうね」

 時間の活用術に関する著書がある税理士の井ノ上陽一さん(45)は「生活リズムを周囲とずらすと自分の時間をつくりやすい」と話す。

 自らも早起きを実践。「多くの人とは行動のタイミングがずれ、混雑する時間帯を外しやすくなる利点を感じてきた」。今では午前四時起床で、午前中は一人での仕事に集中。打ち合わせやメールなど外部との接触は午後に回す。本業と執筆活動やセミナーの主宰、育児や趣味のトライアスロンを両立しているという。

 日々の暮らしでも「ずらす時間術」を意識しているそうだ。正午から午後一時の昼食、企業の給料日が集中する二十五日や終業間際の金融機関の利用、夕方のスーパーでの買い物…。どれも「待つことになるので極力避ける。ずらす発想が身に付くと、すいた時間や穴場を探す勘も養われます」。

 一人で別行動を取ると、周囲と摩擦が生じかねない点には注意したい。「ずらすには勇気もいる。そんなときは、『勉強するため』とか『家事をしている』など、周りの理解を得やすい大義名分があると、実践しやすいです」

◆レジャー 混雑避け日曜出発も

 レジャーを楽しむ際にも、混雑を避けるこつを知っておきたい。航空・旅行アナリストの鳥海高太朗さん(39)は「移動や滞在のタイミングをずらせば、予算と時間に余裕が出ます」と助言する。

 鳥海さんが勧めるのは「日曜出発」だ。「出張や旅行の需要が比較的少なく、宿泊費は平日より割安な設定が多い。交通機関も午前中はすいていて、航空機や高速バスの運賃も安め。金、土曜の出発よりかなりお得」

 曜日と同様、ずらすことで節約につながるのが出発や到着の時間帯。「例えば多くの高速道路で適用される深夜割引。一定の要件を満たし午前0〜4時に料金所を入るか出るかすれば、3割引きが一般的です。航空機なら割安な深夜便が使える路線もあります」

 ホテルによっては滞在時間が短い低料金プランが使える場合もある。

 早朝から行動するなら、午前7時までのチェックアウト。のんびり夕食を済ませた後なら、午後9時以降のチェックインがお勧めという。

 

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