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【暮らし】

カビ取り洗剤 上手に使おう 紙とラップ使い密着

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 暑くじめじめした日が続くと、自宅の風呂場などのカビが気になる。そんなとき頼りになるのがカビ取り用洗剤だが、その効果をきちんと引き出すには、いくつかのポイントがある。講座などで掃除の仕方を教えている一般社団法人「日本清掃収納協会」(名古屋市中村区)の水野久美子さん(50)に聞いた。(河郷丈史)

 家の中でも特にカビが生えやすいのが風呂場。カビ取り用の洗剤でよく使われるのが次亜塩素酸ナトリウムを含む「塩素系漂白剤」だ。カビを殺す力が強く、即効性もあるので、とにかく早くしっかりと落としたい場合にぴったりだ。

 ポイントは、カビに洗剤がしっかりと当たるようにすること。当たり前のようだが、「カビに向かって洗剤をかけるだけでは、液が下に垂れてしまったり、むらができたりしてきちんと落とせません」と水野さんは言う。

 例えば、壁面など平らな部分に生えたカビなら、広げたキッチンペーパーに洗剤を染みこませて張りつけるようにして当て、ラップをかけて固定する。こうすれば、少量の洗剤でもカビに密着させることができ、十分ほどおいておくだけでもきれいに落ちる。浴槽と壁の接ぎ目などはやりにくいが、紙ひもに洗剤を染みこませ、隙間に詰めるようにするとよい。水滴があると洗剤が薄まって効果が落ちるので、しっかりと拭き取っておこう。

 もう一つ、効果的なのが過炭酸ナトリウムなどが主成分の「酸素系漂白剤」。即効性では塩素系に劣るものの、塩素系独特のツーンとした臭いがない。粉末タイプの場合、洗剤二、水一の割合でペースト状にして歯ブラシでカビに塗りつけてラップを当てておくといい。浴槽に熱めのお湯を張って洗剤を溶かし、一晩おいておくと、浴槽や風呂釜などがきれいになる。そのとき、おけや洗面器、いすといった入浴用品も一緒につけておけば一石二鳥だ。

 風呂だけでなく、げた箱や押し入れ、クローゼットなども湿気がこもりやすいので、カビが生えてしまったという人もいるだろう。その場合は塩素系漂白剤を水で百倍ぐらいに薄め、ぞうきんに染み込ませて拭き取るとよく落ちる。洗剤を使うときは手袋をはめ、換気するようにしよう。

 大切なのは、カビが気になったら放置せず、早めに対処すること。カビは深く生えるほど落とすのに骨が折れるし、ひどくなると色素沈着を起こして、いくら掃除しても黒っぽく変色したままになってしまうこともある。「これから九月ごろまでは蒸し暑く、カビがどんどん増えていくシーズン。手遅れになる前に、早い段階でバシッとやっつけておきましょう」と水野さんは言う。

 

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