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【暮らし】

食卓にモネの世界 本人のレシピを参考に

参加した親子は、それぞれの豊かなセンスで調理と盛り付けを楽しんだ=横浜市西区で

写真

 「モネ それからの100年」展(東京新聞など主催)が横浜・みなとみらいの横浜美術館で開かれている。モネは食通でもあり、レシピをノートに書き残すほどだったという。このレシピを参考にした親子料理教室が会場近くの東京ガス横浜ショールームで開かれた。参加者は皿をキャンバスに見立て、絵筆を走らせるように料理や食材を盛りつけた。(服部利崇)

 作ったメニューは「鶏のトマト煮込み 狩人風」のほか、グリル野菜の彩りサラダ、スコーン、ブルーベリーのコンフィチュール(ジャム)の四品。トマト煮はモネのレシピにもあったが、子どもも作れるよう簡略化した。

 教室は五日に開かれ、首都圏に住む小学生とその保護者の十六組三十二人が参加した。東京ガス「食」情報センターがレシピを考案し、同社の調理講師が指南役を務めた。

 トマト煮込みの「赤」、野菜の「黄」「緑」「オレンジ」など、料理や食材は色彩豊か。調理講師の吉岡久美子さんは「白い皿をキャンバスに見立て、モネのように絵を描くみたいに盛り付けて」と注文。子どもたちはイメージを膨らませながら、料理などを皿に配置していた。

 参加した千葉市中央区の小学四年、渡辺天敢(てんか)君(9つ)は盛り付けた皿を見せながら、「トマト煮で海の赤い夕日を、サラダで自然の森を描いた」と説明した。横浜市南区の小学四年、横山玲さん(10)は「睡蓮(すいれん)の絵をイメージし、野菜を曲線に配置した」と出来に満足そうだった。

 パリ近郊のジヴェルニーにアトリエ兼邸宅を構えたモネ。菜園や鶏舎も構え、新鮮な野菜や卵といった食材が食卓を彩っていたという。食に強いこだわりがあったモネは、六十種類以上の料理レシピをノート六冊に書き残したとされる。家族そろって食事をする時間も大切にしていた。

 横浜美術館の学芸員、坂本恭子さんはモネの食へのこだわりについて「モネにとって、生活と絵を描くことは連続しており、絵のモチーフにもなった。食へのこだわりも、それと関係あるのでは」と話している。

▼鶏のトマト煮込み 狩人風(4人分)

【材料】

鶏もも肉 1と1/2枚

A(塩小さじ1/2、こしょう少々、白ワイン大さじ2)

タマネギ 1/2個

マッシュルーム 6個

ホールトマト(缶) 400グラム

砂糖 小さじ2

塩 少々

こしょう  少々

【作り方】

 <1>鶏もも肉を食べやすい大きさに切り、Aをよくもみ込む。

 <2>タマネギは薄切りに、マッシュルームは四つ割りにする。

 <3>鍋に(1)と(2)、つぶしたホールトマトを入れ、ふたをして火にかける。煮立ったら弱火にして15分煮込む。

 <4>(3)に砂糖、塩、こしょうを入れて味を調える。

▼グリル野菜の彩りサラダ(4人分)

【材料】

パプリカ(赤) 1/2個

パプリカ(黄) 1/2個

エリンギ 50グラム

ニンジン 1/2個

オリーブ油 適量

ニンジン(3ミリ厚さの輪切り) 8枚

ベビーリーフ 適量

ミニトマト 8個

【作り方】

 <1>パプリカは縦半分に割り、種を取る。エリンギは縦に半割り、または四つ割りに。ニンジンは1センチ角の棒状に切る。

 <2>(1)にオリーブ油をからめる。両面焼きグリル(水なし)で上下強火にして6分以上焼く。片面焼きグリルは、野菜をひっくり返し、さらに3分以上焼く。冷ましてから好きな形に切る。

 <3>輪切りのニンジンをゆで、好きな形に切ったり、型で抜いたりする。

 <4>鶏のトマト煮込みとともに、(2)と(3)、ベビーリーフとミニトマトを皿に盛り付ける。

 ※写真ではレタスなども添えた。

 

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