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【暮らし】

服はあるけど、着るものがない… クローゼットは5場面で管理

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 クローゼットに服はいっぱいあるのに、いざ出掛けるときに「着る服がない」と悩んだことはないだろうか。「まだ着られそう」と処分できずにいる服が多く、洋服選びに困ることがよくあるという人は、買うときにどんなことを意識したらいいだろう。個人の洋服選びから着こなしまでアドバイスする「パーソナルスタイリスト」、みなみ佳菜さん(46)に、服のそろえ方について聞いた。 (砂本紅年)

 「私はきっと、日本一多くの方のクローゼットをひっくり返していると思います」

 みなみさんの仕事は、依頼者のクローゼットを実際に見て、服の種類と数を総点検することから始まる。これまでに千以上のクローゼットをチェックした経験から、服のそろえ方をもう少し工夫する必要がある人が多いと感じている。

 例えば、育児に忙しいママ世代によく見られるのが、ほぼニットとカットソーのみという構成。動きやすさを重視して、毎回、似た服を買ってしまうためワンパターン化し、いつもより少しおしゃれして外出したいときなどに「服がない」と悩む原因に。ジャケットも「高かった」とか「あまり着ていない」という理由で、十数年前の型でも手放せずにいるケースも多い。

 使用頻度を重視してそろえると、カジュアルと、スーツなど仕事用に偏ってしまう。「すてきなレストランでお食事」など、オンとオフの間の服が少なく、必要になって急いで買って失敗するパターンもありがちだ。

 みなみさんは、「流行している」「お買い得」などの理由で服を選ぶと失敗しやすいという。「クローゼットは収納の場ではなく、管理の場、と意識を変えましょう。冷蔵庫のように、牛乳や納豆がなくなったので買い足そうという感覚です」。いつ、どこで、どんな状況で服を着るのかを考え、カジュアルからフォーマルまで五段階の場面で服をそろえれば「頭を悩ませずに着る服を選べます」とアドバイスする。

 クローゼットがパンパンの人はまず表を参考に、捨てる服、残す服、生かせていないけれど復活させる服に仕分けてみよう。捨てる服が選べない人は、賞味期限切れの食品ならぬ、流行遅れの服から処分を検討する。

 「三〜五年サイクルで服を入れ替えれば、時代の雰囲気に沿った服をそろえられます」。定番商品は「流行と関係ないので着続けられる」と思いがちだが、定番こそ、細かい部分に変化が出やすいこともあるので注意したい。

 服のそろえ方について、みなみさんは「服は、自分らしさを周りに伝える表現の一つ」と強調する。自分の体形に合うことに加え、顔に映える色を知った上で、「私はこんな性格」「こんな自分になりたい」というメッセージを装いに込めて選ぶといい。服を必要最小限にすれば、クローゼットもすっきりする。

 みなみさんの最新刊「女の運命は服で変わる」(三笠書房)でも、服のそろえ方などのノウハウを紹介している。

 

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