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【お金の話】

給付型奨学金 来年度から予約採用 光田洋子(マネージャーナリスト)

 これまで貸与型だけだった日本学生支援機構の奨学金に、返還不要の給付型が加わりました。先行実施として、今年四月に進学した人は、入学した大学等の奨学金窓口を通して申し込みます。

 来年四月以降の進学者については、高校三年の時に在籍する学校を通して申し込む予約採用となります。今月は奨学金の説明会や予約採用の受け付けを始める高校が多いので、受験生がいる家庭は学校でしっかり確認しましょう。

 給付型奨学金は意欲と能力があるのに経済的理由などで進学が困難な生徒に対し、進学を後押しするために設けられた制度です。国の財源で賄われるため、家計基準などに加え、各高校がふさわしい生徒かどうかを選考して推薦し、採用候補者が決まります。

 支援機構が示したガイドラインによると、推薦の対象となるのは(1)家計支持者の住民税の所得割が非課税である(2)生活保護を受給している(3)児童養護施設等の入所者などで社会的養護を必要としている−という三つのいずれかに該当する生徒になります。

 人物については学習活動その他の生活全般を通じた態度や行動、進学の目的や人生設計の明確さ、健康や学力・資質などを基本にして、高校が選考基準を整えます。

 来年度進学者の給付月額は国公立大の場合、自宅通学で二万円、自宅外通学は三万円、私立大学は自宅通学が三万円、自宅外通学は四万円。通信教育課程に進む生徒にも一定の給付があり、社会的養護を必要とする人は入学時に二十四万円の一時金も給付されます。

 学費に対して十分な金額とはいえませんが、同機構の貸与型奨学金や、他の奨学金との併用もできます。秋以降はファイナンシャルプランナーが高校で奨学金について講義し、進学資金の個別相談に応じる制度も始まる予定です。

 

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