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【お金の話】

自転車保険 高額賠償請求に備え加入を 畠中雅子(ファイナンシャルプランナー)

 名古屋市と鹿児島県は今月から、自転車に乗る人に対して自転車損害賠償保険などへの加入を義務付けました。その背景には、自転車事故における高額の損害賠償請求訴訟の増加が挙げられます。

 自転車保険の加入経路はさまざまです。一つ目は自転車安全整備士のいる自転車店で、整備点検を受ける方法。点検を受けると、賠償責任保険と傷害保険が自動付帯されているTSマークが貼付されます。マークには二種類あり、青色TSマークの賠償責任補償は最高一千万円、赤色TSマークでは最高一億円。赤色マークの補償額は、従来の五千万円から今月一億円にアップしました。保険料は整備点検費用の中に含まれていますが、保険期間は一年間。TSマークで補償を得たいなら、毎年整備点検を受ける必要があります。

 二つ目は、各都道府県が交通安全協会などと連携して提供している自転車保険に加入する方法です。一般財団法人・東京都交通安全協会が扱う自転車保険は、引受先が三井住友海上火災保険になっています。年間七千二百十円の保険料で、家族全員が最高三億円の賠償責任補償を受けられます。自転車を運転していた人が死亡、後遺障害を負った場合には最高で二百九十万円の保険金が支払われ、事故で入院したら一日四千円が支払われます。

 三つ目は、携帯電話会社やクレジットカード会社を通じて、自転車保険に入る方法です。ドコモやau、ソフトバンクでは自転車ユーザー向けの保険を扱っており、いずれも携帯電話料金と合わせて支払うことができます。保有しているクレジットカードを通して、自転車保険に加入できる会社も多くなっています。賠償責任補償だけを追加したい場合は、自動車保険や火災保険の特約として、補償を確保する方法もあります。

 

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