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【お金の話】

家計の変化 通信費と教育費が増加 畠中雅子(ファイナンシャルプランナー)

 私がファイナンシャルプランナーになって二十六年。数千件の家計診断をしてきましたが、やりくりに大きな影響を与えると感じるのは、通信費と教育費です。

 固定電話だけの時代は、ひと月の電話代が三千円から五千円程度。プロバイダー料金が加わり始めてからでも、ひと月一万円を超える家庭は少なかったと思います。

 その後、携帯電話が普及すると、月二万円を超える通信費が自然な状態に。家族全員がスマートフォンなどを持つようになると、通信費が三万円を超える家庭も見かけるようになりました。ただし最近は、格安スマホの普及などで通信費は下がりつつあります。

 教育費の方は、収入がじりじり下がる中で、大学進学率は右肩上がり。奨学金を借りる家庭が増えていることからも、教育費負担の厳しさが伝わるはずです。一方、児童手当など子育て支援策は拡充しています。来年の秋には幼児教育の無償化を控えており、お子さんが小さいうちの支援は、目を見張るほど進化していると感じます。それでも高校や大学の教育費負担が楽ではない現実は残され、子どもを多く持つことに不安を感じるカップルは多いようです。

 支出増への対抗策として、食費の節約が慢性化しています。被服費や交際費などを抑える家庭もあるでしょう。今後も家計を悩ます出来事は起こるはず。そんな時は、年間で無駄な支出がないかチェックしてみてください。食費の節約に力を入れすぎると、炭水化物の摂取量が増えやすくなり、健康面でもお勧めできません。家計が変化したときは、目先の節約を考える前に、年間単位の支出をチェックする習慣をつけましょう。

 ※「お金の話」の連載は終了します。三十日は畠中雅子さん、光田洋子さんに「これからの家計」について聞きます。

 

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