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【悩みの小部屋】

<法律お助け隊 今野久子弁護士> 覚えのない料金未納はがき 対処法は

<お悩み> 先日、「料金未納」や「訴訟最終通知書」などと書かれたはがきが届きました。差出人は「民事訴訟管理センター」と記され、消費者相談窓口として「03」から始まる電話番号が書かれています。内容は、私に何か未払いの料金があるかのように書かれています。しかし覚えがありません。はがきのコピーを送りますので、どうしたらよいか教えてください。 (埼玉・無職 66歳)

◆絶対に連絡しちゃダメ

<お答え> 「民事訴訟管理センター」からのはがきが届いても無視してください。絶対に連絡してはいけません。不安で、すでに連絡してしまった方は、近くの消費生活センターにつながる電話番号「188」(消費者ホットライン)に連絡するか、警察に相談してください。

 最近あなたのように、「民事訴訟管理センター」や「法務省管轄支局国民訴訟通達センター」などの差出人のはがきが届き、どうしたらよいかという相談が増えています。

 差出人は、裁判所や法務省などの公的機関と思わせるような名前です。その上で、未納料金について「契約会社及び、運送会社から、訴状申し入れされたことを本状で報告いたします」など、受け取った人が訴えられたように感じる内容が書かれています。さらに「連絡ない場合は原告側の主張が全面的に認められ」「給料差し押さえ等の強制執行が行われる」などと不安をあおります。

 実際の訴訟では、裁判所は訴状を本人に直接送り、第三者に送ることはありません。その点だけでも、このはがきが架空の内容と分かります。ただ訴訟にかかわったことのない人は、このようなはがきを受け取ると、不安になって連絡しなければと思う人もいます。

 電話をすると、相手のわなにはまってしまいます。連絡した人の話では、弁護士を紹介すると言われます。その人が「弁護士なら知っている人がいる」と誘いを蹴ると、話はそれ以上先には進まなかったそうです。

 相手は、連絡をしてきた人から電話番号などを聞き出します。そして弁護士を紹介するなどと言い、プリペイドカードを買わせるなどしてお金をだまし取るのです。絶対に相手にしないでください。 

 

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