多頭飼いする場合は相性や環境などを事前にチェックしたい
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たくさんの猫に囲まれて暮らしたい。そう考えるのは愛猫家なら当然のことでしょう。
猫にとっても遊び相手ができることで、より一層充実した暮らしを送れるのではないか、と思いがちですが、果たしてそうなのでしょうか。
猫にとって多頭飼いが良いものか否かは、さまざまな要因により変化しますので一概にはいえません。
多頭飼いを始める前に確認していただきたいポイントがありますので、参考にしてみてください。
事前にチェックしておきたい点は、年齢、性格、社会性、相性、環境、費用などです。
互いの月齢が近く、活動が同程度、けんかをしない、リラックスできる隠れ場所とトイレを最低でも猫の数の分確保できる−などです。
日本の住宅事情を考えると、トイレの確保は難しいと思いますが、本来猫はトイレを他の猫と共有する習性はありません。排せつに関連した問題行動の予防のためにも、重要視すべき点の一つです。
1匹増えるごとに飼育費用は倍増します。特に予防を含めた医療費が大きな負担になります。
多頭飼いの場合、予防を怠ると、短時間で病気がまん延してしまいます。ワクチン接種、ノミの予防などは計画的な実施が必要です。
1匹ごとの健康チェックがおろそかになると、病気の発見が遅れることもあります。
猫同士の相性が悪ければ、互いの存在がストレスになります。特に高齢の猫では慢性病の引き金になりかねません。
多頭飼いで悩まれている方は、前述のポイントを再確認し、問題が見つかった場合は早急に対処しましょう。
環境改善によって心地よい空間が整えられることで、ストレスが低減し、けんかが減るなど猫同士の関係に変化が見られることもあります。
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