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【にゃんとワンポイント】

犬の駆虫対策 定期的にしっかり予防

フィラリアの予防薬。愛犬を寄生虫から守るには規則正しい投与が重要になる

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 人も犬も野外で活動するにはもってこいの季節になりました。この時季は、マダニやノミ、フィラリアなどの虫たちの動きも活発化してきます。マダニは人にも有害です。

 犬のマダニ・ノミ予防は、経口薬や皮膚に薬剤を滴下するスポットタイプなどいろいろあります。獣医師と相談して、一般論として虫たちが活動を始める少し前、気温が10度を超えるころから始めましょう。

 マダニを甘く見てはいけません。近年はマダニにかまれて死亡する人の例も報告されています。中でも重症熱性血小板減少症候群(SFTS)ウイルスは、発熱と嘔吐(おうと)、下痢などの症状を引き起こします。国立感染症研究所によると、2013年1月に国内初の患者が報告され、18年4月現在、全国23府県で324例(うち死亡は61例)が報告されています。過度に神経質になる必要はありません。予防することが肝要です。

 フィラリア(犬糸状虫)症は、蚊を介して体内に入った虫が、心臓や肺動脈に寄生してさまざまな障害を引き起こす病気で、猫にも感染します。一般的な予防薬はチュアブルタイプで、月1回与えます。体内に入って1〜2カ月の幼虫を殺します。予防薬といわれますが厳密には駆虫薬です。

 投薬上の注意点は、野外に蚊がいなくなったからといって、やめてはいけないということです。そこから1カ月後にもう1回投与することで完全に予防できるのです。投薬前に必ず獣医師に相談を。

 このほかスポットタイプや注射もあります。注射は効果の持続期間によって6カ月と1年の2種類があります。

 腸の寄生虫にも駆虫薬があります。最低でも3カ月に1回の予防をお勧めします。いずれも獣医師の説明を受けた上で行いましょう。

 (川村康浩=獣医師、川村動物クリニック院長)

 

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