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【にゃんとワンポイント】

犬の皮膚トラブル アレルギー源を避ける

ノミ・ダニをはじめ皮膚のトラブル予防に使用される医薬品

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 間もなく梅雨の時季になります。犬の皮膚のトラブルが多い季節になってきました。元々皮膚の弱い犬にとっては特に気を付けたい季節です。

 ノミ・ダニには刺されないに越したことはありませんが、まったく刺されないようにすることは困難です。草むらを避けて散歩するのは良いことですが、毎月の予防薬の投与は必ず行ってください。

 アレルギー体質であれば、ノミ・ダニだけではなく、季節ごとに発生する植物が原因の季節性アレルギーもあります。毎年、同じ時期に皮膚のトラブルが生じる場合には、動物病院でアレルギーの検査を受けましょう。

 食物によるアレルギーも人間同様あります。アレルギー源を極力除去した処方食もあり、症状の緩和が期待できます。アレルギー体質の犬は多くの物質に反応する場合が大半で、全てを特定することは困難ですが、検査によって特定できた物質は避けるようできる限り努力しましょう。

 かゆみは痛みと同等もしくはそれ以上につらく我慢できないものです。動物はかいては駄目だといっても言葉が通じません。一晩で傷だらけ血まみれになるまで皮膚をかきむしることもあります。治療薬の投与を恐れて症状が悪化してから動物病院に駆け込む飼い主さんもいますが、早期治療の方が治療期間も投薬量も少なくて済みます。かゆがるようならすぐに診療を受けましょう。

 ストレスによってかゆみが発生する場合もあります。特に、遺伝的に神経質な犬が多くかかる傾向にあります。この場合、かゆみ止めや抗アレルギー薬は効果がありません。ストレスの原因を見つけて除去することが重要です。治療としては精神安定剤の投与が有効な場合もあります。

 (川村康浩=獣医師、川村動物クリニック院長)

 

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