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【ペット大好き】

西村一輝さんと九喇嘛 大切な「娘」育て 両親の愛を実感

西村一輝さんと愛犬の九喇嘛。「僕にとっては大切な“娘”です」=東京都内で

写真

★ロングコートチワワ (メス 7カ月)

 演歌歌手で俳優、西村一輝さんのペットはロングコートチワワの九喇嘛(くらま)。大好きな人気アニメに登場するキャラクターにちなんだ名前で、毛色は艶々と美しい。

 「実家では両親が捨てられたシーズーを保護して飼ったり、僕が拾ってきた猫を飼ったりしていました。その後、芸能界に入るため東京へ出て、一人暮らしを始めたので、当分の間、ペットは飼えないと諦めていたのですが…」

 ペットショップで働いている知人から、なかなか売れないロングコートチワワがいるので、引き取ってくれないかと打診があり、写真付きメールが送られてきた。幼くてかわいいチワワが、潤んだ瞳で写っていた。

 「生後二カ月でした。すぐに引き取りましたよ(笑)」

 こうして九喇嘛との生活が始まった。とはいえ、子犬を家に残して留守にするのは忍びなく、仕事に出る時も、できるだけ同行させている。九喇嘛も事情を察してか、外出先ではおとなしくしているという。

 「外でほえたりすることもありません。でも家の中では洗濯物をかじったり、走り回ったりして、なかなかのおてんば娘ですよ」

 九喇嘛を見つめながら話す西村さんの瞳は、すでに目の中に入れても痛くない一人娘を持つ父親のまなざしだ。

 「僕はまだ子どもがいないのですが、僕にとっては大切な“娘”。九喇嘛と接することで僕の両親が、どんなに僕を愛してくれていたか、気づくことばかり…」

 三年前、白血病で母を亡くした。そして最後の数カ月、密な時間を過ごしていた時、母から「もし芸能界を目指しているのなら、挑戦してほしい」と言われ、それが遺言となった。

 母亡き後、西村さんは約束を果たすべく滋賀県から上京、日本最大級のファッション&音楽イベント「東京ボーイズコレクション」のイケメン総選挙で、約七千人の中からグランプリに輝いた。

 その後、映画の主演やCDデビューなど、まさにシンデレラボーイの道を歩いている。

 「グランプリに輝いた時を母に見てもらいたかった」と目を潤ませる。そんな西村さんにぴったりと体を預け、うっとりとした表情で寄り添う九喇嘛。その姿は、息子の可能性を信じつつ旅立った母が遣わし、西村さんを見守り続けている守護犬のように見えた。

  (文・宮西ナオ子、写真・五十嵐文人)

 <にしむら・いっき> 滋賀県出身。2015年の東京ボーイズコレクション「イケメン総選挙」でグランプリ獲得。2カ月後に芸能界デビュー。今年5月公開の映画「東京ボーイズコレクション〜エピソード1」主演。11月5〜13日は東京・新宿で舞台出演予定。詳細はオフィシャルサイト(名前で検索)で。

 

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