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【ペット大好き】

小松みどりさんとちびりん、こりん 懸命に出産育児 母娘の姿見守る

小松みどりさんが見守る中、出産や子育てに奮闘した愛犬のちびりん(右)とちびりんの娘こりん=東京都内で

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★マルチーズ (メス 10歳、8歳)

 歌手の小松みどりさんがカートに乗せて連れてきたのは、マルチーズのちびりんとこりん親子。ちびりんは背中にハートマークが浮き出るおしゃれなカット。娘のこりんは、モヒカンスタイルのカットで決めている。

 「以前、飼っていたチビというオスのマルチーズが亡くなり、悲しい日々を送っていました。三年近く経過したころ、チビと一緒に飼っていて事情があって手放したマルチーズの女の子リーのことを思い出し、彼女に赤ちゃんを産んでもらうことに。そこで生まれたのが、ちびりんなのです」

 ちびりんは、帝王切開で生まれた一人っ子だった。

 「真っ白で毛が多く、丸々として健康優良児さながら。三カ月後、家に引き取り、大切に育てました」

 二歳になった時、愛するちびりんに子どもを産んでもらいたいと思うようになった。

 「友人が二人、子犬を引き取ってくれるというので、掛け合わせをしました。運よくすぐに妊娠。動物病院で、最初エコーで診た時には、二匹くらいと言われました」

 約一カ月後に再診。エックス線で診ると、なんと四匹の赤ちゃんが育っているという。

 「びっくりしました。二匹はもらい手が決まっていました。もう一匹は同じマンションの方にお譲りすることに。でも、もう一匹の行き先が…。最初は、自分では飼うつもりはなかったので…」

 譲渡先を探しつつ、出産直前の定期健診に行った時、獣医師から「いつ生まれてもおかしくない」と言われた。

 「帰り道、ちびりんは座り込んでしまいました。私はその夜に出産するとは思わず、友達を呼んで午後七時ごろから前祝いの会をしました。八時ごろ、ちびりんがハウスから出てきた時、びっくり。すでに赤ちゃんが生まれかかっていたんです!」

 事前に聞いた処置を思い出しながら、素手で取り上げた。「長女」こりん誕生。エイリアンのような大口を開けて鳴いた。二十分後に「長男」誕生。だが、その後二時間近くたっても次が出てこない。心配したが、やっと陣痛がきて誕生したのが一番大きな「次男」、すぐに「三男」と続いた。すべての子が誕生したのは十時すぎ。

 「ちびりんは頑張りました。子育てにも奮闘しました。おっぱいの時間になると、一心不乱にむさぼる四匹(笑)。三カ月が経過して子犬がもらわれていく時は、案外クールでしたね。こりんは結局、家に残しました。親子ですから相性はいいです。性格的には、こりんのほうが少し強いみたいですけれどね」

 小松さんにとって、彼女たちがいるところは、どこでも楽園になってしまうようだ。

 (文・宮西ナオ子、写真・圷真一) =おわり

<こまつ・みどり> 1967年、『ポチャポチャ小唄』で歌手デビュー。姉は、歌手、女優の五月みどりさん。昨年、デビュー50周年記念曲の第1弾『乍(ながら)の男』を、今年9月6日には第2弾『弓』(全日本こころの歌謡選手権大会課題曲)をリリース。

 次回から、獣医師が犬猫の飼い方についてアドバイスする「にゃんとワンポイント」を毎週掲載します。「ペット大好き」は連載を終了します。

 

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