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【首都圏】

大人の秘密基地「模型バー」 各地で人気、飲んで趣味に浸って

ガンダムのプラモデルがカウンターに並ぶバー「プロフェッサーTK」=東京都中野区で

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 アニメ「機動戦士ガンダム」のプラモデル(ガンプラ)など、特定の模型をテーマにしたバーが各地で人気だ。「初対面でも共通の話題で仲良くなれる」と客の評判は上々。お酒を飲みながら趣味に浸れる空間で、交流の輪が広がっている。

 「秘密基地みたいな場所」。深夜、東京都中野区のバー「プロフェッサーTK」。ガンプラがカウンターやショーケースに並び、棚に所狭しとプラモデルの箱が置かれている。東京都杉並区の会社員野中健太郎さん(36)が箱を取り出し、組み立てたガンプラの細部を黒く塗る「スミ入れ」をしていた。

 カウンターには三十〜四十代の男性が四人。和気あいあいとガンダムなどについて語り合う。全員この店で出会い、意気投合した常連だ。週に一、二回来店する野中さんは「他の客らに作り方のこつを教えてもらえるし、趣味を共有できる」と話した。

 二〇一四年十二月、店長の小山(こやま)武史さん(48)の趣味が高じてオープン。小山さんによると、客同士で話して盛り上がる日もあれば、それぞれが黙々とプラモデル作りに没頭する日もある。

 鉄道模型を楽しめるバーもある。神奈川県藤沢市の「ジオラ・バー」では、昭和四十〜五十年代の街並みをイメージしたジオラマの中を、鉄道模型「Nゲージ」用の線路四本(総延長約七十五メートル)が通り、車両がバーカウンターの前を走る。

 持ち込んだ車両の走行は一時間七百円。映像をモニターに映すカメラを先頭に付けた車両を使った、運転の疑似体験は十分五百円で、鉄道模型愛好者以外の客からも人気だという。

 酒の消費や文化を調査する株式会社「酒文化研究所」(東京)の狩野卓也社長は「趣味の場にお酒が加わることで、より気軽にゆっくりと楽しむことができ、愛好者でない人も入りやすいのではないか」と話している。

 

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