東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 首都圏 > 記事一覧 > 3月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【首都圏】

日本丸、国重文指定へ みなとみらい「戦前期に建造、希少」

帆を広げた状態の帆船日本丸=横浜市西区で(市提供)

写真

 横浜市西区みなとみらいに係留されている帆船日本丸(初代)が、国の文化財審議会による答申で、国重要文化財(重文)に指定される見通しとなった。市によると、秋までに正式指定される。海に係留されている船舶の国重文指定は、昨年の氷川丸(中区)に続き全国で二例目。

 帆船日本丸(二、二七八トン)は川崎造船所(現・川崎重工業)が建造した練習船で全長九十七メートル、幅十三メートル。一九三〇(昭和五)年に進水し、航海士や機関士などの船員の資格取得に必要な実習をする練習船として国の航海訓練所に所属。八四年に引退して横浜市に引き渡され、現在の場所に係留保存されている。

 内部は見学でき、普段閉じてある帆を全て展開する催しを年十二回開いており、見学者数は二〇一五年に延べ五百万人を達成した。市によると「長期間、船員養成を担い海運業の発展に貢献したこと」「戦前期建造の希少な帆船で、当時の技術や船の外観をよく残していること」が評価された。

 係留しているドック「旧横浜船渠(せんきょ)株式会社第一号船渠」も既に国重文指定されており、氷川丸と合わせて横浜市中心部の海沿いに国重文が並ぶことになる。

 帆船日本丸では国重文指定の答申を記念し、二十日限定で帆船日本丸と、隣接の横浜みなと博物館の入場料を無料にする。七〜九月は記念の企画展を開催する。 (志村彰太)

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報