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【首都圏】

熊本地震 現地の声を本に 熊本日日新聞掲載のルポなどまとめ

弦書房から出版された「熊本地震2016の記憶」

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 前震と本震で2度の震度7の激震に見舞われ、4000回を超える余震があった熊本地震から1年。熊本日日新聞に掲載された現地ルポやコラム、熊本県在住の評論家や俳誌の主宰者らが書いた評論や現地ルポをまとめた「熊本地震2016の記憶」(岩岡中正・高峰武編)が弦書房から刊行された。

 同紙の高峰武論説主幹は、時代をさかのぼれば熊本城の火薬庫が爆発するほどの大地震があり、2014年の熊本市防災会議では2つの断層が関係する地震で死者は最大117人、全半壊1万2000棟という試算があったことを紹介し、「熊本県の企業誘致の文句は『地震のない県』。皮肉なことだが、この地震のおかげで足元の歴史に向き合うことになった」とコラムに記した。

 熊本在住の評論家渡辺京二さんは、激震から3日しかたっていない時に、出版社から原稿の注文を受けたという。「未来の人間のあらまほしき姿が、惨事の中から立ち現れた。これから必然となる復興の過程で、この姿が歪んだり、消え失せたりするかどうかは、私たち自身にかかっている」と書いている。

 

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