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【首都圏】

故・小松裕さんの歴史学 田中正造研究の第一人者 あす早大でシンポ

 明治時代中期に起きた足尾鉱毒事件の指導者・田中正造研究の第一人者だった小松裕(ひろし)さんの歴史学を考えるシンポジウムが十月一日午後一時から、早稲田大早稲田キャンパス(東京都新宿区)で開かれる。

 小松さんは、栃木県・足尾銅山の鉱毒に対して農民とともに闘った正造研究をはじめ、在日朝鮮人史やハンセン病問題など、熊本を拠点に生涯にわたり「いのちの歴史学」を追求した。

 東日本大震災以降、産業文明を問い直す動きが高まる中、脱原発運動の先頭にも立ち、本紙「談論誘発」で「田中正造の思想」を寄稿。足尾と水俣、福島をつないで近現代史を問う提起をしていたが、二年前、熊本大文学部長在職中に六十歳で亡くなった。

 シンポは「追悼・小松裕 その歴史学から何を学ぶか−研究と社会との接点を求めて」と題し、親交のあった大学の専門家四人が報告し、討論する。会場は同キャンパス十四号館一〇一教室。資料代千円。

 問い合わせは、実行委の中嶋久人さん=電090(3062)1319=へ。 

  (野呂法夫)

 

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