東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 首都圏 > 記事一覧 > 10月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【首都圏】

台北で新聞を使って授業 日本人学校の中1男女24人

「お酒は20歳からでいいと思う人?」との質問に一斉に手が挙がった=台北市で

写真

 「こんにちは! 今日は選挙権について話し合いましょう」−。台北市の台北日本人学校で、東京未来大の神部秀一教授(本紙NIEコーディネーター)と石田成人同大講師によるNIE(教育に新聞を)の授業が初めて行われた。 (台北・迫田勝敏)

 拡大コピーした新聞記事を黒板いっぱいに貼り、授業が始まった。「分かりますね、選挙権は選挙で投票する権利。日本は若い人の声をもっと政治に反映させようと昨年、二十歳から十八歳に引き下げました、オーストリアでは十六歳に下げたら、十六歳の投票率が一番高かったということです。でも…」と神部教授は新聞のコピーを指しながら「日本では昨年の参院選の十八歳の投票率は全体の平均より低い。投票年齢を下げてよかったと思う人は?」と問いかけた。

 このクラスの生徒は中学一年の男女二十四人。話が少し難しいのか、生徒たちの表情は少し硬い。神部教授の問い掛けにポツリポツリと手が挙がる。数えると十一人。「下げるのは早過ぎたという人は?」。こちらは十三人。「政治のことはよく分からない」という声ももれていた。

 「成人式は知ってますね。二十歳になると、大人ですから、酒、タバコはのめます。でも、選挙権は十八歳なんだから、酒、タバコも十八歳でいいじゃないかという声もあります。皆さん、どう思います。二十歳でいいという人は?」と聞くとほとんど全員が挙手。石田講師は「酒、タバコの害を聞かされているんでしょうね。健全ですね」と話した。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報