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【首都圏】

「デートDV」防止 情報共有HPで 啓発行う全国組織発足

HP作成に向けて寄付を呼び掛けるyounAさん(左)と阿部さん=横浜市神奈川区で

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 恋人に身体的・精神的・性的暴力をする「デートDV」(ドメスティックバイオレンス)の予防と、啓発活動をする団体の全国組織が今年発足し、専用のホームページ(HP)作成に向けて寄付を募っている。HPには各団体が共有する情報だけでなく、一般向けの相談先や啓発講座の案内も掲載。当事者を含めて連携できる場にする。 (志村彰太)

 「メールに返信しない」「他の異性と一緒にいる」といったささいなことで交際相手が怒ったり、暴力を振るったりするデートDVは、若年層を中心に深刻な人権問題になっている。ただ、国の取り組みは遅れ、民間団体も横の連携が少なかった。このためNPO法人「エンパワメントかながわ」(横浜市神奈川区)などが中心となって三月、「デートDV防止全国ネットワーク」を結成。現在、約百の団体が参加している。

 HPを作るのは、若年層にデートDVや全国ネットの存在を知ってもらうのに欠かせないと考えたから。同NPO理事長で、全国ネットの事務局を務める阿部真紀さん(55)は「デートDVの当事者、支援者、専門家がつながる媒体にしたい」と語る。

 HP開設には制作費やイラストのデザイン費、人件費などに計約二百四十万円かかる。十月二十六日まで、インターネットで小口の資金を募るクラウドファンディングのサイト「レディーフォー」を通して協力を呼び掛けている。

 神奈川県内などで活動する音楽家younA(ゆうな)さん(26)=本名・小沢悠生(ゆうな)=もテーマソングを提供するなどして活動に協力する。younAさんは「デートDVのことを調べて、私も学生時代に被害を受けていたと最近、自覚した。好きな人に受けるから、その時はDVだと気付かない」と話す。

 教員や友人が支えてくれていたことも後になって気付いたといい、「私は運良く支えてもらえたけど、相談できない人もいる。自分の経験を曲に乗せて、被害者だけでなく加害者も出ないようになれば」と語る。

 クラウドファンディングでは、寄付額に応じてデートDVの解説が載った冊子や、younAさんの新曲を収録したCDなどをお礼として贈る。阿部さんは「十二月にはHPを公開し、多くの人にデートDVの情報を発信したい」としている。詳細は「レディーフォー デートDV」で検索。

 

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