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【首都圏】

「江戸始図」東日本初公開 日比谷図書文化館 古絵図から探る 江戸城の守り

東日本で初めて展示された「江戸始図」=東京都千代田区の日比谷図書文化館で

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 江戸時代初期に徳川家康が築いた江戸城の構造を詳細に描いた最古級の絵図「江戸始図(えどはじめず)」が、東京都千代田区の日比谷図書文化館で開催中の特別展で公開されている。絵図は松江市の松江歴史館が所蔵しており、東日本では初めて披露された。(神野光伸)

 絵図は縦二七・六センチ、横四〇センチ。記された大名の名前などから一六〇七〜〇九年ごろに描かれたとみられている。城の輪郭が黒い線ではっきり示され、それまで詳細がわからなかった石垣や堀、出入り口などの構造が描写されている。

 本丸南側の出入り口は、石垣を互い違いに配して通路が複雑な構造になっている。侵入しようとする敵を取り囲んで攻撃できる。豊臣家との決戦を意識して、防御に万全を期していたことが浮かび上がる。

 これとは別に、都立中央図書館が所蔵する一六〇九年ごろの絵図「慶長江戸図」も展示。千代田区文化振興課の後藤宏樹学芸員は「同時代の二つの絵図を同時公開するのは初めて。見比べられる貴重な機会だ」と話している。

 江戸始図は照明による変色を防ぐため、一定期間は複製品に置き換える。このほか松江城の木造模型や天守に使われた木材など、国宝指定された松江城にまつわる史料も展示している。

 十一月十九日まで。開館時間は、月−金曜は十〜二十時。土曜は十〜十九時。日曜・祝日は十〜十七時。十月十六日は休館。入場無料。問い合わせは、日比谷図書文化館文化財事務室=電03(3502)3348=へ。

 

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