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【首都圏】

食品ロスコンペ 金賞にカナダ国籍男性 コンビニなどに受け取り拠点提案

金賞に輝いたアイデアを提案したホワンさん=千代田区で

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 「食品ロス」を減らすためのアイデアを競うコンペティションで、カナダ国籍の元会社経営者リチャード・ホワンさん(43)=東京都千代田区=が金賞に輝いた。困った時に食料を受け取れる拠点を増やすため、地域に点在する宗教施設やコンビニなどに協力を仰ぐ構想。主催したフードバンク団体「セカンドハーベスト・ジャパン」(台東区)が実現を目指す。

 企業などで廃棄される食品を引き取り、生活困窮者らに無料で渡すフードバンク事業を行う同団体が、初めて開催。一般公募で二十三件の応募があった。

 十六日に千代田区内のホテルで最終選考が行われ、一次審査を通過した六件の各提案者がアイデアを説明。フードバンクに携わる企業関係者ら約二百人の投票で優秀作を選んだ。

 ホワンさんは、困窮者が食料を受け取る施設が不足している点に着目。地域で身近な寺社や教会、コンビニや飲食店などに、フードバンク事業で集めた食品などを引き渡す拠点の役割を担ってもらう構想を披露した。受賞に「ひとり親や困窮世帯が気軽に食事ができる環境が実現できたら」と語った。

 銀賞は、ベーカリー店で廃棄されるパンを使った料理を提供するカフェの新設、銅賞は余剰食品の消費に特化した生協のような「フードセーフティーネット協同組合」の設立。金賞と同様、実現化が図られる。

 最終選考には東京都市大学等々力中学三年の西河翼さん=杉並区=も残った。団体の担当者は「若い人も食品ロス問題に関心を持ってくれてうれしい」と話していた。 (川田篤志)

 

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