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【首都圏】

「北陸のコメ」PR首都の陣 新品種開発 販売に本腰

販売されるいちほまれ=東京都中央区の食の国福井館で

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 来年度の減反政策廃止を前に、コメどころ北陸の石川、富山、福井の3県がそれぞれオリジナル新品種を開発し、東京でPR合戦を展開している。石川は一足早く今季から本格販売を始め、来季の本格販売を目指す福井と富山は「首都圏で知名度を上げたい」と意気込む。 (松村裕子)

 「ふふふと笑顔になるコメ」。十月十六日、富山県産米、富富富(ふふふ)の先行販売がアンテナショップ二カ所で始まり、「富富富」と書かれたのぼり旗がはためいた。東京・有楽町のいきいき富山館では、店員らが来館者に試食を勧めていた。

 富富富は二キロ千五百円と同県産コシヒカリより高めだが、サラッとした口当たりで甘みが強く、炊きたての香りがよい。「新品種をきっかけに、大阪、名古屋に比べて低い東京での富山米の知名度を上げたい」と県職員。「隣県はライバル。競い合って米食への関心が高まれば」と期待する。

 福井県が開発したのは「コシヒカリを超えるコメ」がうたい文句の「いちほまれ」。粘りがあって舌触りがよく、絹のような白さとつやが特徴だ。九月下旬から、食の国福井館(中央区銀座)などアンテナショップ二カ所や伊勢丹など百貨店で随時、試験販売を始めた。食の国福井館では、二キロ千三百八十二円で販売するが、「冷めても甘くて柔らかい」と好評という。

 県職員は「この波に乗り遅れるわけにはいかない」と鼻息荒く、「全国的に知名度を上げるなら、まず首都圏で」と力を込める。

 石川県は「ひゃくまん穀(ごく)」を、十月五日、県内と同時に東京、神奈川の京王ストア二十七店で売り出した。大粒で冷めてもおいしく、コシヒカリとは別の個性的なコメとして提案。銀座のアンテナショップで試食会を開き、二キロ二袋二千七百二十円で全農の産地直送通販、JAタウンでのネット販売もする。

 「県内での評判を高めてから県外へ」と初年度は県内中心に販売するが、県職員は「将来的には県産米の需要を拡大したい」と首都圏での販売促進を見据えている。

 

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