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【首都圏】

<しみん発>「野外フェス」交流の場に ライブハウスSound Stream sakura代表・シラハタノブユキさん(39)

大勢の観客で盛り上がった9月の「くさのねフェス」=千葉県佐倉市で(シラハタノブユキさん提供)

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 17年前から千葉県佐倉市でライブハウスを運営するシラハタノブユキさん(39)は今年9月、市内の公共施設「佐倉草ぶえの丘」で、初めての野外音楽イベント「くさのねフェスティバル」を仕切った。「地元で音楽をする人たちが目指す場、地域の人たちが新しい音楽に触れる場にしたい」と、次のフェスに思いをはせる。 (小沢伸介)

 くさのねフェスは九月三日に開催。「Halo at四畳半」、「BOYS END SWING GIRL」など、地元ゆかりのアーティストら約三十組が二カ所に設けられたステージに出演し、約千六百人の観客が芝生の広場や森の木陰で楽しんだ。

 フェスの企画運営を手伝い、バンドでも出演した渡辺和崇さん(40)は「感動のるつぼになった。みんな地元愛にあふれ、互いの演奏を見て泣きだすバンドもあった」と振り返る。

 フェスを手掛けた小谷野好和さん(58)は「四カ月足らずの準備期間で急な出演依頼だったが、快く応じてもらえたのはシラハタさんを慕うバンドのきずなもあった」と明かす。

 ライブハウスを開いて十七年。当時、駅前の路上はストリートミュージシャンであふれていたが、彼らには横のつながりがなかった。同じ志を持つ人同士なのに、と不思議に思い、情報交換や交流の場をつくりたいと考えたのが出発点だった。

 佐倉は人気ロックバンド「BUMP OF CHICKEN」のメンバーの出身地で、若者の音楽熱が高い。シラハタさんのライブハウスでは高校生バンドが腕を磨き、シンガー・ソングライターの中村中(あたる)さんらメジャーデビューしたアーティストも育った。

 地元の音楽好きが気軽に参加できるようにと、ライブハウスでは、一組十分間の割り当てで八組が出演するイベントを月に一度ずつ開催している。

 フェスのうわさを聞き付けたプロのミュージシャンが「次回はぜひ出演したい」との声を寄せるなど、関係者の間ではひそかに継続の期待が高まっている。

 シラハタさんは「二つのステージの音が重なったり、一部の演者に演奏を短縮してもらったりした。普通に運営できなければ、有名バンドは呼べない。道のりは楽でないと思うが、これからも続けていきたい」と話している。

<シラハタ・ノブユキ> 千葉県佐倉市出身。カナダの音楽文化の影響を受け、学生時代に地元で音楽活動者の交流の場を設けた。同市上志津のライブハウス「Sound Stream sakura」代表。連絡先は、電043(463)5963。

 

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