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【首都圏】

「老舗ホテル」ブランド化へ 日光金谷など9館タッグ

「日本クラシックホテルの会」を設立した9ホテルの代表者=横浜市中区のホテルニューグランドで

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 戦前の風情ある建物で営業する日光金谷ホテル(栃木県日光市)や東京ステーションホテル(東京都千代田区)、ホテルニューグランド(横浜市中区)など全国九つのホテルが、「日本クラシックホテルの会」を設立した。ホテルといえども洋風一辺倒ではなく、和洋折衷のサービスを提供してきた自負を土台に、勢いのある外資系高級ホテルに対抗する。

 他に参加するのは、富士屋ホテル(神奈川県箱根町)▽万平ホテル(長野県軽井沢町)▽奈良ホテル(奈良市)▽蒲郡クラシックホテル(愛知県蒲郡市)▽雲仙観光ホテル(長崎県雲仙市)▽川奈ホテル(静岡県伊東市)。

 会の加盟条件は、戦前に創業し、改修を経ながらも戦前の建物で営業し、文化財や産業遺産などに認定されていること。会長に就いたホテルニューグランドの浜田賢治社長によると、全国で条件を満たすのはこの九ホテルだけという。

 九ホテルの長所である和洋折衷。文明開化以降、西洋料理を学んだ料理人が日本人の口に合わせた「洋風料理」を提供したり、外観は和風なのに室内にベッドをしつらえたりといった特徴を持つ。海外にはない独自のホテル文化を次世代に継承するのも会の狙いだ。

 九ホテルを巡る「パスポート」(千五百円)を販売し、宿泊したホテルのスタンプ数に応じて食事券や宿泊券をプレゼント。また、各ホテルの名物カクテル計九種類を、いずれのホテルでも共通メニューとして提供する「クラシックカクテルフェア」を来年三月まで実施する。

 「日本ならではのホテルブランドとして磨き上げ、内外にアピールしたい」と浜田社長。風情を懐かしむ国内の旅行者に加え、築き上げた歴史と伝統を外国人客にも訴えていく。 (梅野光春)

フェアで提供される9種類のカクテル

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