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【首都圏】

被爆者の手になり「あの夏」描く 広島の高校生たち 来月3日 横浜で公演

劇「あの夏の絵」の舞台の様子(V−WAVE撮影)

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 広島の高校生たちが「原爆の絵」を描くことで被爆体験の新たな語り部となっていく実話を基にした劇団青年劇場「あの夏の絵」神奈川公演が十二月三日、横浜市西区紅葉ケ丘、横浜市教育会館小ホールである。(野呂法夫)

 広島市立基町(もとまち)高校創造表現コースの生徒が、高齢の被爆者から証言を聞き「被爆者の手になって絵を描こう」と困難な作業に取り組むなかで自ら語り継ぐ責任に目覚めていく内容だ。

 同劇団の福山啓子さん(61)が、被爆者の集会で「原爆の絵」を見たのをきっかけに生徒を取材。被爆から七十年の二〇一五年夏を舞台に台本を作り、演出を手がけた。同年十二月に初演し、好評を得て、今月から全国で再演している。

 今年七月、国連で核兵器禁止条約が採択され、日本の被爆者団体も参加する核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)がノーベル平和賞に決まった。しかし、日本政府は世界の核廃絶の流れに背を向け、失望の声が大きくなっている。

 こうした中で、神奈川公演実行委員会の菊地克則さん(68)は「核兵器廃絶の運動に次世代の若者たちが参加して受け継いでいく姿は、多くの人びとに勇気を与えるはず。ぜひ見に来ていただきたい」と来場を呼びかけている。

 午後二時開演。全席自由、一般三千円、三十歳以下・障がい者千五百円、中高生千円。問い合わせは、片岡さん=電080(1110)4516=へ。

◇首都圏各地で公演

▽28日午後6時半、八王子市・いちょうホール

▽12月1日午後6時半、さいたま市・埼玉会館

▽同9日午後2時、市川市八幡市民会館

▽同14日午後6時半、千葉市美浜文化ホール

問い合わせは、同劇団=電03(3352)6990=へ。

 

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