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【首都圏】

寄付への関心 若い世代に LINEスタンプ開発、発売

「ふじぽん」のLINEスタンプのデザインで意見を交わす生徒ら=東京都練馬区で

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 東京学芸大学付属国際中等教育学校(東京都練馬区)のボランティア部と、社会貢献活動を行っている社会人らの「チームGOEN」が共同で、LINEのスタンプを開発、十二月一日から始まる寄付月間に合わせて発売する予定だ。中高生ら若い世代の寄付への関心を掘り起こすのが狙いで、売り上げの一部が生徒らが選んだ非営利組織に寄付される。 (仁賀奈雅行)

 同部は、同校の中学一年から高校二年までの約五十人が在籍、地域活性化を目指す町歩きイベント実施や福祉施設でのボランティアなどの活動を行っている。

 一方「チームGOEN」はコンサルティング会社の社員らを中心に三十人ほどで構成し、本業でのスキルを生かして非営利団体を支援。マスコットキャラクターの「ふじぽん」とともに「笑ってチャリティ」と称して子どもたちに寄付の楽しさを広げる活動も展開。

 その一環として中高生が買いやすく広めやすいふじぽんのLINEスタンプ制作を発案したところ、寄付月間のイベントでふじぽんに興味を抱いたボランティア部の生徒らが快諾、夏ごろから作業を進めてきた。

 スタンプのデザインは、寄付月間のマスコットアンバサダーにも選ばれたふじぽんを使って生徒らが考案。百七十ほどの案の中から絞り込み、これを元にGOENの関係者がイラスト、画像を製作、LINE社に申請した。

 スタンプは一セット(四十個)を百二十円で販売、一セットあたり約三十円が分配金として支払われる。十二月一日から売り出し、来年三月までの販売分が第一弾の寄付となる(購入はLINEスタンプショップで「ふじぽん」で検索)。

 分配金の寄付先は、生徒らが選考したNPO法人リベルテ(地域での障害者支援活動など)、同e−Education(途上国での教育支援など)、公益財団法人ケア・インターナショナルジャパン(同)の三団体。一団体三万円の寄付を目標にし、例えばケアの場合、三万円で百六十人の子どもらに学習支援できる。

 開発にあたった同部の中学三年、東野玲央(たまお)さんは「『きょう宿題なに?』とか『今乗ったよ!』など中高生ならではのセリフがあり、いままでありそうでなかったかわいいスタンプができました」と話し、GOENの担当者も「親目線でも、子どもたちに使ってもらいたいスタンプができたと思います」と出来栄えをアピール。

マスコットアンバサダーに選ばれた「ふじぽん」

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 同部の高校二年、三枝万柚香(まゆか)さんは「友だちからその友だちへ、『ふじぽん』とともに寄付への関心も同世代に広がってほしい」と期待している。

<寄付月間> 「欲しい未来へ 寄付を贈ろう」をモットーに日本ファンドレイジング協会などが共同事務局となって、2015年から毎年12月を寄付月間と定めて、行っているキャンペーン。日本に寄付文化を根付かせるのが狙いで、生徒らのLINEスタンプは今年の月間の公式認定企画の一つ。

 

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