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【首都圏】

<三浦半島 山から海へ>(3)葉山 大みそか、日の入りで年納め

仙元山頂から望む、葉山の町並みと相模湾

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 初日の出の真逆といえば、大みそかの日の入りということになるが、「見に行くよ」という人はあまりいない。が、一年の区切りを付けるなら、もっといてもいい。そんな夕日の鑑賞に、三浦エリアで最も適しているのが森戸海岸なのである。

 昼すぎ、「仙元山(せんげんやま)ハイキングコース」の道標に従って、葉山町役場に近い花の木公園からスタート。実教寺の横から山道が分かれ、「葉山アルプス」と呼ばれる長大な稜線(りょうせん)に合流、後は主脈に沿って歩く。時折、木々の切れ間から午後の斜光線に光る海がちらちらと見えてくる。やがて急階段がジェットコースターのように連なり、山慣れた人でも尻込みしてしまう。が、それをこなせば労苦に見合うご褒美が待っている。仙元山からの大パノラマだ。それまでの森の中から、一気に海が開ける開放感。青々した相模湾の背後に、丹沢・箱根・伊豆の山々がズラリと並び、前方に江の島、何より視覚の中心は左右に均整の取れた富士山だろう。

 海に向かって下る。しばし美しい森のプロムナードとなった後、教会の脇から車道に出る。町に入り、ひたすら海を目指す。日没見物は浜からでも磯からでも良い。時間があれば、森戸神社で初詣ならぬ「終詣」もいいし、近隣のデニーズ葉山森戸店(系列他店とは別格の趣)でお茶をするのも粋だ。富士や箱根をシルエットに荘厳な日没を拝みながら、感謝の気持ちで一年を締めくくってみては?

 (山岳ライター・樋口一郎)=次回は一月七日掲載予定です。

      ◇

 ※樋口さんの新著「鎌倉&三浦半島 山から海へ30コース」(東京新聞刊)発売中。

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 ●アクセス 往路・JR逗子駅または京急線新逗子駅からバスで葉山小、復路・森戸神社からバスで逗子駅 

 ●歩行時間 約1時間半

 ●アドバイス 大みそかの日没は午後4時40分ごろ。もちろん日没の見た目は普段も同じ。感動間違いなし。

 

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