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【首都圏】

街全体をシネコンに 来年6月末から「熱海国際映画祭」

姉妹提携を結んだ「ECUヨーロッパ映画祭」関係者からのビデオメッセージも会場で披露された=東京都千代田区の日本記者クラブで

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 国内外の映画を集め、静岡県熱海市で来年6月28日〜7月1日に「熱海国際映画祭」が初めて開かれることになり、東京都千代田区の日本記者クラブで概要が発表された。 (中谷秀樹)

 主催する実行委員会をつくる市や、イオン系列のイベント会社などの代表者が出席。熱海市の斉藤栄市長は、市が六年前からロケ誘致に力を入れ、現在上映中の又吉直樹さん原作の「火花」をはじめ映画やドラマなど年間百件以上のロケがあることを紹介。「熱海を日本版ハリウッドにするため、映画祭が大きな一歩を踏み出す機会になれば」と期待を口にした。

 映画祭は、韓国の釜山国際映画祭や欧州最大規模の自主製作映画の祭典・ECUヨーロッパ映画祭と姉妹提携を締結。国内外の未発表映画を募り、副審査委員長を務めるオーストラリア人映画監督のスコット・ヒラーさんら国内外の映画関係者が審査する。応募作品数は三千本程度を見込んでおり、開幕までに優秀作品二十本に絞り込む。

 優秀作品は、ECUヨーロッパ映画祭の優秀作品数点とともに市内で上映。「熱海の街全体をシネコンに」をテーマに、上映場所はMOA美術館や熱海芸妓(げいぎ)見番歌舞練場、宿泊施設など市内十数カ所を予定している。一般来場者はチケットを購入して観賞できる。期間中に最優秀の作品賞グランプリなど各賞が審査され、最終日に発表される。

 新鋭の映画製作者にチャンスを与えるため、最優秀賞には賞金百万円が贈られるほか、首都圏や大阪、名古屋のイオン系の映画館で一般向けに劇場公開される。熱海は尾崎紅葉の「金色夜叉」の舞台になるなど文豪に愛された街であることから、脚本を重視したコンテストになるという。部門賞の原作・脚本賞は「紅葉賞」の名が冠される。

 映画祭の発案者で実行委に加わる都内の企画会社「フォーカス」の髪林孝司社長は「脚本が良い映画はぜひ熱海国際映画祭へ応募を」と呼び掛けた。韓流映画俳優を招いた催しや映画セミナー、製作者と配給会社などの商談を後押しする関連イベントも開く。

 コンテストの応募要項は、熱海国際映画祭の公式ホームページ(HP)から。

 

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