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【首都圏】

慰安婦 20年の闘い記録 日韓合作映画を上映

「沈黙−立ち上がる慰安婦」の一場面。左は朴監督

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 旧日本軍の従軍慰安婦だった女性たちの二十年間におよぶ闘いを克明に記録した日韓合作映画「沈黙−立ち上がる慰安婦」(百十七分)が東京周辺で上映されている。 (五味洋治)

 韓国・忠清北道に住む李玉先(リオクソン)さんをはじめ十五人のハルモニ(女性)たちは、支援者の協力を受けながら一九九四年から来日を繰り返し、日本政府に謝罪と個人補償を求める直接交渉を開始した。

 その間、日本軍から受けた行為を各地で証言し、名誉と尊厳の回復を訴えた。

 その過程を、三重県生まれの在日朝鮮人二世女性監督、朴壽南(パクスナム)さん(82)が密着。ホームビデオなどでも記録した貴重な映像を整理し、映画にまとめた。

 慰安婦問題については、二〇一五年末に日韓両政府が合意に達したが、当事者の声は生かされなかった。

 朴監督は「彼女たちの心の叫びを聞いてほしい」と語っている。十五人のうち、生存しているのは李さんら三人だけで、いずれも九十歳前後になっている。

 この作品は韓国のDMZ国際ドキュメンタリー映画祭の特別賞を受賞。今後大阪や福岡、韓国でも上演される予定だ。

 二十九日までは、アップリンク渋谷(東京都渋谷区)で、三十日〜来年一月十九日は横浜シネマリン(横浜市中区)で上映。

 自主上映などの問い合わせは、「アリランのうた製作委員会」=電090(6867)3843=へ。 

 

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