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【首都圏】

LGBT どう配慮? 企業研修NPO、解説動画を公開

LGBTの基礎知識などを解説する「虹ステーション」の一場面。出演しているのは村木真紀さん(YouTubeから)

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 職場や地域でLGBTなど性的少数者への対応が求められるようになる中、都内などで企業・行政向け研修を手掛けるNPO法人が、基礎知識や配慮点をまとめた動画を作った。動画投稿サイト「YouTube」の専用チャンネルで視聴できる。担当者は「気になった時に、気軽に学べる場として活用してほしい」と話す。 (奥野斐)

 動画は、大手企業や官公庁、自治体などの研修に講師を派遣しているNPO法人「虹色ダイバーシティ」(大阪市)が制作。「虹ステーション」と名付けて先月公開を始めた。レズビアンの村木真紀理事長(43)らが出演し、LGBTの言葉の意味、企業での具体的な対応などを一本約三分で解説。現在、「LGBTとは?」「性別を変えて働きたいと言われたら」など十七本が視聴できる。今後数カ月で計五十本を公開予定だ。

 「当事者はもちろん、研修に参加できない企業の担当者や学校関係者らの、知りたいことに答える動画を目指した」と村木さん。弁護士や社会学者らと意見交換し、最新の知見をふまえて行う研修の内容を基に、動画に編集した。

 企業での対応を巡っては昨年、経団連が多様性・包摂社会の実現に向けた提言を発表。具体的な取り組み例として、性的指向(恋愛などの対象)・性自認(自分の性別への認識)に基づく差別やハラスメント(嫌がらせ)の禁止を明記した。連合も、性的指向や性自認に関する差別禁止の取り組み指針を作り、活用を促している。

 村木さんは「LGBTに関して情報が増えた一方、適切な知識にたどり着けない人もいる。動画が理解の一助になれば」と話している。

◆性的指向など差別なくそう 連合がちらし

 連合は、職場での性的指向や性自認による差別、嫌がらせを「SOGI(ソジ)ハラ」と紹介し、なくすよう促すA4判のちらしを作った=写真。担当者は「LGBTなどの性的少数者に限らず、全ての人に関わる問題として関心を持ってほしい」と話している。

 SOGIは、性的指向(Sexual Orientation=セクシュアル・オリエンテーション)と、性自認(Gender Identity=ジェンダー・アイデンティティー)の頭文字。国連などで使われ、同性愛者ら人そのものを指すLGBTと異なり、誰もが持つ属性として説明している。

 ちらしでは、ソジハラとして、しぐさなどでLGBTではないかとうわさしたり、臆測を基に差別的な言動をしたりすることを例示した。

 加盟組合の研修や周知に活用してもらうため、わかりやすいイラストを多用したちらしを作った。二万枚を用意し、構成組織や、連合東京など地方連合会を通じて配布するほか、ホームページでも公開している。

 

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