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【首都圏】

<ふるさと発>津の小学校から 投書記事を題材に考える力を伸ばす

記事を読み、自分の考えを書く児童たち=津市白塚町の白塚小で

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 津市白塚町の白塚小学校は、新聞の投書記事を使った独自の学習方法で効果を出している。

 同校は児童の文章力向上が課題だった。二〇一六年、六年生対象の全国学力・学習状況調査では、長文を書くことに抵抗を感じる児童の割合が全国と県の平均を上回った。この状況を変えるため、伊東直人校長の主導で同年九月から新聞を使った学習方法を三〜六年の授業に取り入れた。

 毎週火、木曜の授業開始前の十分間を充てる。伊東校長が切り抜いた投書記事の横に方眼用紙を付けたオリジナル教材。テーマは家族愛や将来の夢といった軟らかい話題から社会的、国際的な問題まで幅広い。児童が身近に感じることができるよう小中学生が投稿した記事を使う。「筆者に手紙を書くつもりで文章にしましょう」と設問にこだわり、「考える力を付けさせたい」と伊東校長。当初、二、三行しか埋まっていないものばかりだったという。

 今は多くの児童が四百字を苦にせず、記事に共感したり批判したり自分の意見も持てるようになった。昨年の学習調査では、抵抗感がない児童の割合が増加するなど効果が出ている。伊東校長は「たとえ文章がうまくなくても自分の思いを持てるようになってほしい」と期待を込めた。 (須江政仁)

 

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