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【首都圏】

輝け 建設業界で働く女性 「けんせつ姫」と呼んで

無料冊子「けんせつ姫」を手にする柴田久恵さん=千葉県船橋市で

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 「土木女子」「けんせつ小町」と呼ばれる、建設業界で働く女性たち。その姿や仕事への思いなどを収めた無料冊子「けんせつ姫」(A4判、二十三ページ)が発刊された。編集長は、千葉県船橋市の建設会社社長、柴田久恵さん(45)。「女子だから『姫』。けんせつ姫と呼ばれるような業種になりたい」との思いをこめた。(保母哲)

 柴田さんは福島県生まれ。建設業だった父親の手伝いをするうち、二十一歳で、建設会社「土佐工業」を起業した。配管工事やトラックの運転もこなし、三〜九歳の三人の子どもを育てる母親でもある。現在の社員は自らを含め十七人で、うち女性は三人。

 「建設業=(イコール)男性の仕事、というイメージを変えたい。女性が増えれば、業界の人手不足解消にもつながるはず」。そう願っていたところ、船橋市内の編集プロダクションを知り、同社の女性社員を中心に編集スタッフを編成。自らが編集長を務めた。

 冊子で取り上げたのは、千葉県と都内の計十社で働く十三人。作業着姿で働く姿や普段着のカラー写真のほか、一日の過ごし方、インタビューなどを収録した。この中には、性同一性障害で、自らの性を男性にしたいという二十歳の双子の姉妹も登場。「大工が格好いいと物心ついた頃から感じていました」とコメントしている。

 冊子は千部印刷し、関東地方の建築・土木科などがある専門学校や大学などに配布。発行費用は土佐工業が負担した。学校や建設関係者の間で評判を呼び、千部増刷する。「創刊号」と銘打っているものの、「いまのところ、第二号を発行する予定はありません」と柴田さんは話している。

 柴田さんの会社では、「ちょっとおしゃれな作業服を」と、女性用の独自ブランド「けんせつ姫」を開発。販売も手掛けている。

 

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