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【首都圏】

被災者2500人の思い、和紙にともす 六本木で「キャンドルガーデン」きょうから

昨年の会場

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 東日本大震災で被災した二千五百人のメッセージで都心の夜を彩る「和紙キャンドルガーデン」が十日、東京・六本木で始まる。 (浅田晃弘)

 日本の伝統文化を伝える活動に取り組む、多摩大学(東京都多摩市)の村山貞幸教授のゼミ生たちが企画した。自分たちですいた和紙を持って、被災地を訪問。出会った人に「全国の人たちに伝えたいこと」を書いてもらった和紙を、かさにして明かりにした。二〇一一年にスタートしたが、例年は九月に開催していた。

 3・11に合わせた初めてのイベントに向けては、ゼミ生三十人が手分けして、岩手、宮城、福島三県の全市町村のうち、帰宅困難区域の福島県大熊、双葉両町を除いた百二十五市町村を訪れた。

 「孫ふたりを流され いつになっても忘れることがない」(宮城県南三陸町の八十八歳)。「ウニ、ホヤ、アワビ。日本一おいしいです!」(岩手県洋野町の三十二歳)。「沢山の応援に感謝」(同町の五十一歳)。癒えることのない悲しみの表現、街おこしの決意、支援へのお礼など、多様なメッセージが集まった。

 プロジェクトの広報担当、佐藤将太郎さん(19)=二年=は「実際に東北に足を運ぶことで、切実な声を聞けた。思いを一人でも多くの人に伝えたい」と話す。

 会場は東京ミッドタウンの芝生広場。無地の和紙を使ったものを含めた六千個のキャンドルを、樹木のようなデザインで並べる。十二日まで。午後五時〜九時。入場無料。雨天中止。問い合わせは東京ミッドタウン・コールセンター=電03(3475)3100=へ。

 

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