東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 首都圏 > 記事一覧 > 3月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【首都圏】

にじいろおうちえん「保育園落ちた…なら自分でつくろう」 来月、JR駅北口に開設

NPO法人が運営主体となり、4月にオープンする保育所=千葉県市川市で

写真

 待機児童数が千葉県で最も多い市川市のJR市川駅北口に4月、保育所がオープンする。NPO法人の理事長が昨年、認可保育所に長男が入れず「保育園落ちた」ことから、「なら、自分でつくろう」と思い立った。保護者同士が交流できるコミュニティースペースを設け、低価格で食事をする「おやこ食堂」も開設する。(保母哲)

 理事長の不破牧子さん(35)は、仕事があるため、長女に続いてゼロ歳の長男を預けようと市に申し込んだ。しかし昨年二月下旬、選考に漏れたとの通知を受け取り、「絶望的な気持ちになった」。数日後、企業主導型保育という事業があることを知り、NPO法人を運営主体にして保育所を開設することを思い立った。

 NPO法人「ダイバーシティ工房」(市川市)は、市川市内や隣接の東京都江戸川区で、発達障害や家庭の事情で十分な勉強ができない子どもたちを対象にした、学習教室などを五カ所運営している。「今度は幼児を預けられる場を。認可保育所に入りにくい非正規雇用の人や、就活中の人たちの子どもを受け入れたい」と開設に向けて奔走した。

 四月に開設する保育所の名前は「にじいろおうちえん」。「家族の事情や子どもの育て方など、人にはいろんな色がある。そんな人たちが、おうちのように安心できる場になるといい」との思いを込めた。

 JR市川駅北口から徒歩三分のビル二階を借りて開設し、保育室の面積は百平方メートル。定員はゼロ歳児六人と一、二歳児各十一人。五十六平方メートルのコミュニティースペースもある。今月二十二日まで、クラウドファンディングなどで資金を募っている。

 市川市の昨年四月時点の待機児童数は五百七十六人で、全国ワースト4。同十月時点では六百九十四人だった。不破さんは、今回の保育所に続いて「(将来的には)三〜五歳向けの認可保育所ができれば」と話している。問い合わせは、同保育所=電047(712)5022=へ。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報