東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 首都圏 > 記事一覧 > 3月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【首都圏】

<ふるさと発>滋賀・大津市から 信楽焼の兵器題材 大学生が映画制作

写真

 龍谷大(大津市瀬田大江町)の川口宗一郎さん=写真(右)=と山田大貴さん=同(左)、共に社会学部四年=が、太平洋戦争中に作られた信楽焼の手りゅう弾をテーマに、ドキュメンタリー映画「タヌキの里のヒミツ」を制作した。

 昨夏訪れた滋賀県甲賀市の資料館で陶製手りゅう弾を知り、卒業制作のテーマに。学徒動員で信楽の軍需工場に勤め、手りゅう弾を作った男性に話を聞いた。埼玉県の河原でかけらを拾い、信楽の窯業技術試験場に調査を依頼。そんな道程を、十六分半にまとめた。

 野球ボール大の陶製手りゅう弾は、沖縄やフィリピンのレイテ島といった戦場で使われた。元学徒の男性は戦争に加担した罪の意識から、今も毎年八月十五日に信楽地域の戦没者の供養に足を運ぶ。二人は「加害者は被害者に、被害者は加害者になる」という男性の言葉が、今も忘れられないという。 (高田みのり)

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報