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【首都圏】

全国のコメで 復興の日本酒 「仕事おこしフェア」企画発表会 

日本地図に「豆福俵」を置くセレモニー=10日、東京都千代田区で

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 全国四十七都道府県から集めた米で日本酒を作り、地方の絆をつなごうというプロジェクトが始まった。十日、東京都内で発表セレモニーがあった。(原尚子)

 城南信用金庫(渡辺泰志理事長)が、二〇一二年から続けている全国の企業交流会「“よい仕事おこし”フェア」の一環として企画した「興(お)こし酒プロジェクト」。昨年は、東日本大震災と熊本地震で被災した岩手・宮城・福島・熊本の四県の米をブレンドして新酒「絆結(きゆ)」を作った。今回は全国百九十四の信金が協賛、「第二章」に位置づける。

 セレモニーの「米の授与式」では、醸造を担当する福島県会津坂下町の「曙酒造」の鈴木孝市専務(34)が、各自治体の代表から米俵のミニチュアを受け取り、日本地図の上に置いていった。米俵は、会津坂下町の神事で使われる「豆福俵」を模したという。

 47%まで精米した米を純米大吟醸にする。鈴木専務は「皆さんの気持ちを込めて、全国どこのお料理にも合う優しい酒を造りたい」と意気込んだ。来月二十六日の仕込みイベントで名前を発表。七月に完成する。

 また、全国から集まった米でおにぎりを作る「絆のおむすび」と、被災四県から取り寄せた食材で一つの鍋料理を作る「心の寄せ鍋」の両プロジェクトも発表された。

 「寄せ鍋」は、東京・築地の日本料理店「つきぢ田村」三代目の田村隆さんがレシピを監修する。田村さんは「鍋はたくさんの食材を入れた方がおいしくなる。その土地の心を寄せた、温かみのあるものにしたい」と話した。

 新たな日本酒と「絆結」、「絆のおむすび」と「寄せ鍋」は九月十九、二十日に有楽町の東京国際フォーラムで開く「2018“よい仕事おこし”フェア」の会場で販売する。

 

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