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【首都圏】

記者ら250人 取材法学ぶ 警察の隠しカメラ事件など

各紙や放送の記者らが学んだ報道実務家フォーラムの様子=東京都内で

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 新聞や放送の報道記者やディレクターらが会社を超えて知り合い、取材手法や知識を共有して学び合う報道実務家フォーラム・拡大版が四月二十七〜二十九日、東京都新宿区の早稲田大学国際会議場で開かれた。

 在京の記者有志でつくる「取材報道ディスカッショングループ」と早大大学院政治学研究科ジャーナリズムコースの主催。拡大版は昨年に続き二回目。ジャーナリスト江川紹子さんのキーノートスピーチや十五講座などを企画し、全国から約二百五十人が参加した。

 大分合同新聞報道部編集委員の藤川朋文(ともゆき)さん(48)は社会班デスクだった二〇一六年八月にスクープした警察の隠しカメラ事件とその舞台裏について講義した。

 事件は六月の参院選公示前、野党の支援団体が入る建物敷地の樹木に別府署が隠しカメラ二台を設置し、出入りする人物を写し見る不正な情報収集活動を行っていた。その端緒や裏取り取材、掲載判断のほか、捜査幹部ら警察官四人が略式命令で終わる「処分の甘さ」への県民の怒りの声の紙面化などを説明した。

 藤川さんは「大分でも防犯カメラが増えているが、映像が何ら担保もないまま捜査に使われるなど監視社会を考える議論のきっかけにできたら」と話した。

 また情報公開制度の使い方や最新のネット活用術に加え、一六年に起きた相模原市内の障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者十九人が刺殺された事件を受け、遺族取材と被害者の匿名報道のあり方などについても議論した。 (野呂法夫)

 

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